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前 『真冬のゆっくり対策 最終話』 「さぁて、まずは分別しないとね」 村に帰った彼女は昨夜食事会が開かれていた施設の地下に向かった。許可は取ってある。箱を貸してくれた村の虐待鬼意山から さらに2つ箱を借りてきた。 「これはこの箱…これはここに…」 彼女は回収した100匹ほどのゆっくりを赤ゆっくり、子ゆっくり、大きめのゆっくり、大きいゆっくりの4つのグループに分けていた。 「ゆうう……」 「ゆっくり…しようね…おねえさん…」 ゆっくりはもう抵抗はしなかった。罵声も上げていなかった。頼みの綱であったドスが簡単に人間に敗れ希望を失ってしまったのだ。 「潰れちゃってるのがいるわね……赤ん坊は10匹ね」 箱に詰めていたため十数匹ほどが潰れていた。彼女は赤ゆっくりを箱から取り出すとボウルに入れ水道に向かった。 「ゆっきゅりちようね」 「ゆっきゅちちていっちぇね!」 「おねえちゃんはゆっきゅりできるひちょ?」 他のゆっくりと違いまだ元気であった。 「「「ちべちゃあい」」」 キャッキャと騒ぐ赤ゆっくり。彼女は赤ゆっくりを水で洗っていた。 「「しゃっぱりー」」 「「しゅっきりー」」 赤ゆっくりは綺麗になった。赤ゆっくりは彼女をゆっくりできる人だと思い幸せそうな顔をしていた。 「おちびちゃん…ゆっくりしてるね」 そんな姿を見て他のゆっくりの顔が明るくなっていった。もしかしたら自分達もゆっくりできるのではないかと淡い希望を抱いた。 「きりぇいきりぇいになっちゃね!」 「まりしゃきゃわいいでしょ」 嬉しそうに彼女に懐く。彼女はにっこりと微笑みながら言う。 「じゃあおやつね」 「「やっちゃにぇ!!」」 「「あみゃあみゃしゃん!」」 「「ゆっくちゆっくち!」」 嬉しそうにはしゃぎだす赤ゆっくり。彼女は皿と串を持ってきた。 「「おねえしゃんおやちゅ!おやちゅ!」」 「はいはい。そう急がなくてもおやつは逃げてないわよ」 彼女は1匹の赤ゆっくりを掴んだ。彼女の右手には串が握られている。 「あみゃあみゃしゃ〜ん…」 赤ゆっくりは口を開けた。 「何で口を開けているの?」 「ゆ?」 彼女は串を赤ゆっくりの右目に刺しそのまま貫通させた。 「「「ゆ!!!!!!」」」 他の赤ゆっくりは一瞬固まってしまった。 「…ゆぎゃあああ!!!!いちゃいよおおおお!!!!」 右目を刺された赤ゆっくりは悲鳴を上げた。その悲鳴に共鳴するかのように他の赤ゆっくりやゆっくりも騒ぎ出した。 「「「きょ…きょわいよおおおお!!!!」」」 「「「どぼじでぞんなごどずるのおおお!!!!」」」 彼女は笑って言う。 「誰がおやつをあげるだ何て言ったの?"おやつね"とは言ったけど。おやつは貴方達よ」 続けてもう1匹を掴み同じように右目を刺し貫通させた。 「「いぢゃいよおおおおお!!!!!にゃんぢぇええええ!!!!」」 他の赤ゆっくりは逃げ出そうとしたがボウルを登ることができない。 「「だじぢぇえええ!!!!きょきょきゃらだじでえええ!!!」」 「「おきゃあじゃんどぼじでだじげでぐれないのおおおお!!!」」 彼女は黙って更に赤ゆっくりを串に刺した。1つの串に3匹を刺すと皿に乗せ新しい串を取り出した。 「おねえさん!!!!やべであげでえええ!!!!」 「どぼじでぞんなごどずるのおおおお!!!!ゆっぐりじようよおおお!!!!」 「ごべんねええ!!!おちびじゃんだずげであげられなぐでごべんねえええ!!!」 箱の中からゆっくりが叫ぶが彼女は相手にしない。残りの7匹も串刺しにされた。 「3本だけね…これじゃ足りないわ」 彼女は外へ出かけ数分後オレンジジュースを持って戻ってきた。 「…あら?串が1本無いわ」 3匹が刺さっている串は3本とも皿の上にあったが1匹だけ刺しておいた串が皿からなくなっていた。 「ゆんちょ…ゆんちょ…」 微かに声が聞こえる。見れば赤ゆっくりが串を貫通させられながらも逃げていたのだ。 「ばばあ!!!ばーか!ばーか!あかちゃんはもうにげちゃったよ!!」 親であろうゆっくりが注意を引こうと必死に罵声を上げるが彼女は耳を傾けず串を拾い上げた。 「はなちてね!!!はなちぇえええ!!!!」 「心配することはないわ。後でちゃんと焼いてあげるから自分からコンロに行かなくてもいいのよ」 「ゆええぇえぇえん!!!!!ゆっくちちたいよおおおお!!!」 彼女は皿の上にあった串を含め4本の串をタッパーに入れると冷蔵庫にしまった。 「さて…団子を作るわよ」 彼女は箱から大きいありすを取り出した。 「な…なにするのよ!!!ありすをはなしなさい!このいなかもの!!」 「ねえありす。すっきりしたくない?」 「そ…そんなことしたくないわ!!!ありすはれいぱーじゃないのよ!とかいはなれでぃーよ!」 「はいはい」 彼女はありすをマッサージしたり揺すったりした。 「ゆうう"う"う"う"う"う"う"う"う"う"う"うう"う"う"うう"う"う」 「我慢しなくてもいいのよ。誰とすっきりしたい?まりさ?れいむ?ちぇんかしら?」 更にマッサージを続ける。 「おおおんんっほおおおおおおおっ!!!!」 ありすは堕ちた。 「さぁて…誰とすっきりしたい?」 「あ…ありずううはあああ…ま…ままままりさと…すっぎりいしたいわああ!!」 「どうぞ。思う存分やっちゃいなさい」 彼女は箱からまりさを放り投げた。 「ままままままままりさあああああああ!!!!!」 「あ…ありす!!!やめるんだぜ!!!もとにもどるんだぜえ!!!!」 「ゆっゆっゆ!まりさあああ!!さいこうよよよぉ!!」 「ゆぎいいいいい!!!!やべでえええ!!はなじでえええ!!!」 まりさはありすに組み伏せられレイプされた。 「いいわああぁ!!!もっど…もっとはげしくしましょうよぉぉ!!!!」 「やめでええええ!!!!ゆっぐりざぜでよおおおお!!!!」 「んほおおおおおおおおおおおお!!!…すっきりー♪」 「ず…ぎ…りい…」 まりさのあたまから茎が生えてきた。餡子を吸われまりさはどんどん黒くなっていく。 「そう簡単に死なないでね」 彼女は注射器にオレンジジュースを入れまりさに注射した。 「いじゃいい!!!!」 まりさの体はみるみる回復していった。 「ほら、ありす。第二ラウンドよ」 「まっ、まりさささあああああ!!!まだまだいぐよおおおんん」 「ゆぎゃあああああ!!!!!」 レイプは続く。 「すっきりー♪」 「ずっぎりいいいい……」 オレンジジュース注射 「すっきりー♪」 「……ぎりいい…」 オレンジジュース注射 「ゆゆっゆゆゆゆゆっゆゆゆゆ…やめでよお"お"お"お"おお!!!! じんじゃうよお"お"おおお!!!!」 「ゆううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…すっきりー……」 数回繰り返した結果まりさより先にありすが死んでしまった。 「ゆあああああああ……あがじゃんがごんなに…」 まりさの顔が見えないくらい茎が茂っていた。赤ゆっくりはざっと30匹は実ってるだろう。 「ゆ……」 赤ゆっくりがふるふる震えだした。オレンジジュースを注入し続けたため赤ゆっくりの成長も早い。もうじき生まれそうだ。 「ゆっくちうまりぇるよ!」 「ゆっくち!」 「みゃみゃあ♪」 まずは5匹の赤ゆっくりが生まれた。 「「「「「ゆっくちちていっちぇね!」」」」」 「ゆっくりしていってね!」 レイプされて生まれた子とはいえ自分の子供。まりさは嬉しそうな顔をしていた。 「はいはい。おやつね」 彼女はボウルを持ってまりさに近づいた。 「だ…だめだよ!まりさのあかちゃんはだれにもわたさないよ!!!」 「やれるもんならやってみなさい」 彼女はさっさと赤ゆっくりを回収してしまった。 「ゆう……」 大量に茎を生やされ動きが重いまりさは成す術が無かった。 「あかちゃあん…かえじでよお…」 「また生まれるわよ」 「ゆ?」 「ゆっくちい」 「ゆっくちおちりゅよ」 「ゆうう」 次も5匹生まれた。 「ゆっくりしてってね!」 「「「「「ゆっくち…」」」」」 赤ゆっくりが挨拶を終える前に彼女は回収してしまった。 「どぼじでえええ…」 結局まりさは1匹も赤ちゃんを救えなかった。 「さて、おやつにしちゃいましょう」 彼女はボウルに入れた赤ゆっくりを洗うと先程と同じように3匹ずつ串を右目に刺し貫通させていった。 「いちゃいよおおおお!!!!」 「おきゃあしゃんたすぎぇでえええ!!!!」 「どぼじでええ!!!!ゆっぐぢいいいい!!!!」 「にゃんでおきゃあしゃんはたしゅげでくれにゃいのおおおお!!!」 「ゆっくちできにゃいおきゃあしゃんなんかちんじゃえ!!」 「いくぢほうきだにぇ!さいちぇいにゃおやだにぇ!!」 「ぢがうよおおおお!!!!だずげだいんだよおおお!!!!!うごげないんだよおおお!!!!」 赤ゆっくりたちは親に恨み言を吐きながら串刺しにされていった。まりさは体力的にも精神的にも尽き果て死んでいった。 「まだまだ足りないわね」 彼女は箱から別のありすを取り出し同じように発情させた。 「ありすはだれとすっきりしたい?」 「ああああああああ…ありすはああ!!!!れ…でいぶどおおおお!!!!」 「はいどうぞ」 「いやああああ!!!!!ごっぢごないでええええ!!!!!!」 「づんでれなでいぶもがわいいわよおおおおおお!!!!」 「ゆっぐりできなあいいいいい!!!!!!だずげでええええ!!!!!」 「つかまえたわ♪とかいはなてくにっぐでめろめろにじであげるわああああ!!!!!!!!!」 こうして相当数の赤ゆっくりが生まされ串に刺されていった。 「残りカスは外に出しておきましょう。乾燥した餡子は良い肥料になるらしいわね」 ありすだったもの、まりさだったもの、れいむだったもの……部屋に散らばった餡子やカスタードは空になった箱に集められ外に放置された。 「いやあ…今日は大猟でしたよ」 今夜も食事会が開かれている。いつもより盛大だ。一番害が大きいであろうドスの群を退治したのだから。 「みなさーん。甘いものはいかがですか?」 出されたのは串団子だ。ただの串団子ではない、赤ゆっくりで作った串団子だ。 「おお、赤ゆっくりは美味いんだよな」 「こちらは焼いてあります。こっちは揚げてます。お好きなのをどうぞ」 赤ゆっくり団子はどこへ行っても人気お菓子だ。味が良いだけではない。 「お!こいつまだ微かに息があるぞ」 「この感触が堪らん」 意外にゆっくりというのはしぶとい生き物で焼かれても揚げられてもかろうじて生きている場合がある。 「…"…"…"…!!!!」 「ゆ"!」 「た……びぇ…にゃ……」 「ぼ……ど……ゆ…」 団子は人気であっという間に無くなってしまった。 「もっとないのか?」 「ありますよ。今追加の作ってますから」 虐待お兄ちゃんは彼女と話していた。 「なるほどね、使うってこういうことね」 「大きいゆっくりはあんまり美味しくないわ」 「よくこんなに赤ゆっくりを集めたな」 「元々はそんなにいなかったわ。無理矢理作らせたのよ」 「ふうん」 「まだ大きいのが残ってるから明日も出せるわ。ちょっと大変なんだけど」 「へえ…」 「………」 「……」 「俺そろそろ帰るわ」 「え、もう?」 「俺明日仕事あるんだ。だから帰るよ。この時間に帰らないと間に合わない」 「もうちょっとここでゆっくりしててもいいのに」 「そうしたいけどね。まあ楽しかったぜ」 「私もよ。清々したわ」 「あんたはどうするんだ?」 「私はもうちょっとここにいるわ」 「そうか」 「また何か起こったらここにきて下さい」 「そうするよ。妹さんによろしく」 「ええ」 「じゃあ帰るわ。さようなら」 「さようなら」 彼女は彼を見送った。 「ただいまあ」 深夜彼は帰宅しそのまま寝ようと寝室へ入ったがすぐに部屋を出た。 「まさか…いないよね。俺の家に」 彼はそう呟きながら床下を調べた。 「いるわけないか」 彼の家は頑丈にできているためガラスを割られたり隙間から侵入されることはない。戸締りさえしておけばゆっくりが入ることは不可能だ。 「あとは倉庫かな」 外に出て倉庫を開けた。 「…嘘!!!」 「「「「ゆ!!!!」」」」 倉庫の中に家族であろうゆっくりが4匹いた。 「おじさん!ここはまりさのゆっくりぷれいすだよ!!」 「ゆっくりできないじじいはさっさとでていってね!!」 「でていっちぇね!」 「あみゃあみゃしゃんよこしぇえええ」 「まったく…ゆっくりってのはどこいってもゆっくりなんだな」 彼は4匹を捕まえると家に入り虐待部屋に放り込んだ。 「近いうちに遊んでやるよ。俺は寝る」 部屋に鍵をかけ彼は寝室へ向かった。 数ヶ月が過ぎ春が訪れた 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 ゆっくり達が外に飛び出した。数ヶ月ぶりの外は気持ちが良かった。 「ちょうちょさ〜ん…まってえー」 「むーしゃむーしゃ…このくささんおいしいよ!」 久々に体を動かす。大人も子供も嬉しそうだ。 「ごはんだよ!!!」 「むしさんをつかまえたよ!」 「このおはなはおいしそうだよ。むーしゃむーしゃ」 「「「「「しあわせぇ♪」」」」」 冬篭りを終えて数日は巣の周りで餌を調達する。体力が完全ではないためそう遠くまでは動けないからだ。 「ままま…まりざああ…」 「れれ…れいむううう…」 数日するとほとんどのゆっくりが交尾をする。冬の間は交尾ができず性欲が溜まっているためだ。 「「すっきりー!!!!」」 胎生型にんっしんをするゆっくりや植物型にんっしんをするゆっくり。 「ゆっくりしたあかちゃんだよお…」 「ゆっくりそだってね!」 妊娠をするとより多くの餌を食べなければ赤ちゃんは満足に育たない。体力が完全に回復したこともあって遠出をし餌を探す。 「あかちゃんのためにおいしいごはんをもってくるよ!」 一部のゆっくりは子供のためパートナーのため赤ん坊のためいつもより美味しい餌を探していく。 「あのおやさいさんはおいしかったよ!あかちゃんのためにおやさいさんをとりにいくよ!」 野菜やお菓子などの味を一度でも覚えてしまうとこうした場合人里へ向かい人間の食糧を盗みに行くケースが多い。 「ゆゆ〜ん…だれもいないね!いまのうちにおやさいさんを…」 ゆっくりの対策を施したあの村にもゆっくりが現れた。あれだけ駆除してもゆっくりはいる。 「はたけさんにいくよ!」 「そろーり…そろーり…」 去年と同じように畑へ向かうゆっくり。しかし今年は何かが違う。 「ゆ?はたけさんがきえちゃったよ!!!?」 「はたけさんどこなのお??」 遠くからなら畑が見えていたがいざ畑に向かうと視界から消えてしまった。レンガで作った壁で畑が見えないのだ。 「どぼじでええええ!!!!!」 「このあかいかべさんがあやしいよ!」 壁の向こうに畑があると見破るゆっくりもいる。 「ゆあああああああ!!!!おちるうううう!!!」 勢いよく走り堀に落ちてゆくゆっくり。堀は川から水を引いているため落ちたゆっくりは流されていった。 「ゆ!ゆ!ゆ!ゆうううううう!!!」 「まりさはかわをわたれるんだよ!」 大き目のゆっくりは助走をつけて思いっきりジャンプをし堀を越えた。まりさ種は帽子で堀を渡った。真似をして落ちていくゆっくりも多数いる。 「かべさん!なかにいれてね!」 「このかべさんゆっくりできないよ!!」 「ゆっくりできないかべさんなんかこうしてやる!」 壁に体当たりをするがレンガでできた壁を壊せるわけが無い。 「どぼじでええごわれでぐれないのおおおお!!!!!」 「ながにいれでよおおおおお!!!!!」 ここで諦めて帰っていくゆっくりもいる。 「ゆぎゃあああ!!!!!」 「わすれでだよおおおお!!!!」 帰るときに先程越えた堀の存在を忘れ堀に落ちていくゆっくり。 「ゆ!こんなところにあながあいてるよ!」 壁に小さいゆっくりが1匹なら入れそうな隙間が空いていることが時たまあった。無論罠である。 「そろーりそろーり…」 「やったよ!はたけについたよ!…ゆああああああ!!!!」 目の前に広がる畑につい嬉しくなって走り出した途端落とし穴に嵌っていくゆっくり。 「いだあああああいいい!!!!……ゆぎゃああああ!!!!あんごがもれでるよおおおお!!!」 隙間を歩いていると顔の辺りを斬られた。前方に糸鋸が備え付けられていた。 「ゆゆ!こんなところに美味しそうな実があるよ」 「これをあかちゃんにあげるよ!ゆふふ…あかちゃんまっててねえ!」 村のいくつかの場所に美味しそうな実をつけた鉢が置いてあった。 「むーしゃむーしゃ…しあわせぇ♪」 「あまあまぁ♪」 その場で嬉しそうに食べるゆっくり。 「これおいしいよ!あかちゃん、ゆっくりそだってねえ♪」 「むーちゃむーちゃ…ちあわせぇ♪」 巣の中で食べるゆっくり。 「…ゆびぇええええ!!!!ぐるじいいいよおおお!!!!」 「ゆぎいいいいいい!!!!!」 「ぎゅええええええ!!!!!おええ"え"え"え"え!!!」 「ぎゅるちいいいいいい!!!!たちゅげでえええ!!!!」 鉢に植えられていたのはドクウヅキだった。美味しそうな外見に騙されて死んでいくゆっくりが多かった。 この村が冬に対策した効果は充分にあった。だが賢いゆっくりはいる。 「あれ?何でこいつら堀を渡れたんだ?」 ある男が堀の先にいるゆっくり達を見て呟いた。まりさ種はいるが1匹だけで残りは皆違う種だった。ジャンプして飛び越えられる程 大きくはない。 「あ、そうか。これか」 彼が見つけたのは木の板だった。多分このゆっくり達が木の板を運び堀の上に敷いて橋にしたのだろう。 「邪魔だ」 彼は板を堀に落とした。 「ああああ!!!!はしがああああ!!!!」 「おじさん!!!!どぼじでごんなごどするのおおおお!!!!」 「はしがないどがえれないよおおおおお!!!!」 「そんなに橋がほしかったら取って来い」 彼はゆっくり達を堀に落としていった。地上に上がれるはずも無く板ごとみな流されていった。 「あれ?何でコイツ俺の畑にいるんだよ!!!??」 「ゆ!!」 またある男は朝起きてみると小さなゆっくりが畑にいるのを発見した。 「ゆっくりしないでにげるよ!おじさんはそこでゆっくりしててね!!」 ゆっくりは逃げ出したが壁を前に困っていた。飛び跳ねたが壁を飛び越えられない。 「どぼじでええええ!!!!」 「はあ??どうなってるんだ??」 彼は壁の外に目をやった。 「「ゆ!」」 外には2匹のゆっくりがいた。大き目のゆっくりが2匹いた。 「はっは〜ん。考えたね」 大きなゆっくりの上にもう1匹の大きなゆっくりが乗っかりその上にこの小さなゆっくりが乗っかって壁を越えたのだろう。 中々の連係プレイだ。多分家族なんだろう。 「おい、この壁の外に出られたら殺さないでやるよ」 「なんでえええ!!!!なんでえとどがないのおおお!!!!」 「おちびちゃん!!ゆっくりしないでこっちにきてえええ!!」 必死に飛び跳ねるが全く届かない。 「時間切れ。サヨウナラ」 彼は小さなゆっくりを踏み潰し壁の外にいた2匹のゆっくりを畑に運び鍬で滅茶苦茶に潰した。 「戻れなきゃ意味無いじゃん」 彼の呟く通り少しばかり賢しいゆっくりは堀を越えたり壁を越えたりできたが帰りのことを全く考えていなかった。 「今はいいよ…」 今はこうしたレベルで済んでいる。しかしそのうちまた対策をする必要があるだろう。例えばうーぱっくというゆっくりの仲間が 空からやってきたら……。ドクウヅキだってそのうちバレる。また違う毒草や実を設置しなければならないだろう。 「めんどくさいねえ…」 男はそう呟くと畑を耕し始めた おわり by 虐待お兄ちゃん このSSに感想を付ける
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「ゆっゆ~♪」 「ゆ~♪」 れいむは巣の中で子ども達と一緒に宝物を眺めてにやにやと笑いあっていた。 「おや、なんだいそれは?」 「ゆ!?」 その時、突然巣の入り口から人間が覗き込んだ。 人間はゆっくり達の宝物を面白そうに眺めていた。 「あんなガラクタ大事にしてんのか…」 ゆっくりの宝物というのは比較的まるくて綺麗な小石や人間が出したゴミといったものだった。 こんなものでもゆっくりにとっては珍しく大事なのだ。 「ゆー!ここはれいむのおうちでこれはれいむのたからものだよ! ゆっくりでていってね!」 れいむは勝手に巣をのぞく男に対してぷんすかと怒り男はそれを無視して 顎に手を当てて考え込みながらぱっとひらめいたかのように自分のかばんの中を漁って 母れいむ二匹分くらいの箱を手渡した。 「宝物をそのまま置いておくなんて無用心だろ こっからこの中に入れるといいよ そうすれば取られない」 そう言って箱の上部の500円玉くらいの大きさの穴を指差した。 「ゆ!?おにいさんありがとう!ゆっくりもらっていくね!」 「ゆっくちありがちょう!」 男はゆっくり立ちに御礼を言われると笑顔で返して 箱を置いて去っていった。 「ゆ~♪これであんしんしてゆっくりできるよ☆」 れいむは嬉しそうに宝物の小石やゴミクズを口に咥えると箱の中にいれていった。 「おかーしゃんおかーしゃん!たかりゃものだけぢゃなくちぇごはんもだいぢだよ!」 「ゆ!ほんとだ!れいむのあかちゃんはやっぱりあたまがいいよ!」 子れいむにいわれてれいむは今度は食べ物を箱の中に入れていく。 食料を全て入れてれいむはほっと一息ついた。 「ゆ~こんどこそゆっくりできるよ…」 「う~~~~☆たーべちゃうぞー☆」 「ゆううううううう!?」 そんなれいむの巣に突如ゆっくりれみりゃが襲い掛かった。 「たーべちゃうぞー!」 「たちゅけておかあしゃああああああん!!!」 このままでは子れいむ達が真っ先にれみりゃに食べられてしまうだろう。 迫り来るれみりゃを見ながられいむははっと思いつく。 この大事なものを入れる箱の中に子ども達を入れれば子ども達は安全だ尾t。 「あかちゃんたちはこのはこのなかにはいってね!」 さっと子れいむ達を咥えると穴にぺっとだしてさらに上から押し込んだ。 「ゅぅぅぅぅぅう!?いちゃいよおかあしゃあああああん!!」 「がまんちてねえええええ!!」 穴が小さすぎたのか子れいむ達は痛みに悲鳴を上げるが今はそんなことを構っている暇は無い。 れいむは三匹の子れいむ達を即座に押し込んでいった。 「う、うー?」 れみりゃはさっきまでいた子れいむ達が箱の中に隠れてしまい困ったように辺りを探した。 「ゆううう!ここはぜったいにとおさないからゆっくりでていってね!」 立ちふさがるれいむを見てれみりゃはそれをむんずと掴んだ。 「これまずいからいりゃない!ぽいっするど!ぽいっ!」 「ゆうううううう!?」 「しゃくやー!ぷっでぃーんもっでぐるどー」 もとより子れいむ以外食べる気がなかったのか母れいむを投げ捨て、れみりゃはその場を立ち去った。 「ゆぅぅぅ…あぶないところだったよ…」 れいむはれみりゃに投げ飛ばされて痛む体を起こしながらほっと溜息をついた。 「ゆ、もうだいじょうぶだよ!ゆっくりでてきてね!」 「ゆー♪おかあしゃんしゅごーい!」 「さっしゅがぁ♪」 「おかあしゃんだいちゅき!」 子ゆっくりたちは歓声を上げて母の元へと行こうと箱の中を歩き回った。 「「「どうやってでりゅのおおおおおおお!?」」」 「ゆううううううううう!?」 それから一月が経った。 「ごはんをもってきたからゆっくりたべてね!」 巣に帰ったれいむは真っ先に箱の中に餌を入れていく。 「…むーしゃむーしゃ」 「…しあわ」 「じぇんじぇんしあわせじゃないよおおおおおおお!!!」 あれから子れいむ達は毎日のように泣いていた。 箱の中は穴以外から光は入らず非情に薄暗く、換気もろくに出来ないため常にじめじめとしていた。 鉄で出来た箱の内壁は冷たく重々しく、心までゾワゾワと冷ましていく。 箱の中はゆっくりとは全く無縁の場所だった。 「だちて!だちてえええええええ!!」 一匹の子れいむがドンドンと壁に体当たりを繰り返す。 「やめてね!ゆっくりできなくなっちゃうよ!」 「も゛う゛ゆ゛っぐり゛でき゛な゛い゛い゛い゛いいいい!!」 箱の中に子れいむの叫びが木霊した。 「ゆ゛ぐぐぐ…ごべんね…ごべんね…!」 れいむは箱に耳を当てて中の会話を聞きながらぎゅっと目をつぶり涙した。 もし自分が箱の中に入れたりしなければこんなことには もし自分がこの鉄の箱をひっくり返して中のものを取り出せれば れいむはこころの底から後悔した。 さらに二ヶ月の月日が経った。 都合、三ヶ月もの間子れいむ達は過ごしたことになる。 「ごはんをもってきたからゆっくりたべてね!」 「「「……」」」 ここのところもはや三匹は何も喋らずにただただご飯を食べるだけであった。 その姿を見ながら元気だった頃の子れいむ達の姿を思い出してれいむの頬を涙が伝った。 「どぼぢで…ごんなごどにぃぃぃぃ…」 悲痛なれいむの声を聞いて、通りすがりの男がすっと巣の中を覗き込んだ。 「なにしてんだ?」 あの箱をれいむたちに与えた男である。 「うわああああああああああ!!!」 思わずれいむは男の顔面にむかって体当たりした。 「うわっぷ!?な、なにすんだよ!?」 「おばえのぜいで!おばえのぜいでぇええええ!!」 「おにいざんがごのばごをわだずがらでいぶだぢがあああ!!!」 子れいむたちも男の出現を悟って思わず溜まっていたものが爆発して罵声を投げかけ始めた。 「な、まさかお前子どもまで箱の中に入れたのかよ!?」 男は酷く驚いたようだった。 「でいぶのあがぢゃんぢゃんどだぢでねえええええ!!」 男はこの箱ならゆっくりには取り出せないだろうと思って軽いいたずらのつもりでこの鉄の箱を手渡したのだが まさか子どもを入れてしまうなんて思いもよらなかった。 「わかったわかった、出してやるって…」 流石に男も気の毒に感じて手を貸してやることにしたのだった。 「あ、あぢがどおおおおおおおおおお!!!」 れいむは嬉し涙を流して男の足に頬をこすりつけて感謝した。 「要はひっくり返せばいいんだよ…重いな」 男はよっこいせと箱を持ち上げるとごろんとさかさまにした。 「ゆぐ!?」「ゆうう!?」「ゆっくりまわしぎゃあ!?」 中のものもごろごろ壁に当たりながら転がり、箱の穴が下側に向いた。 「さ、その穴からでな」 男は思っていたより重いのか少し声を震わせながら早く出るよう子れいむ達に促した。 「ゆっくりでてきてね!」 れいむはこれ以上ないという笑顔で子れいむ達の脱出を待った。 箱の中から子れいむ達が動きあう音がする。 「「「でれないよおおおおおおおおおお!!!」」」 「ど、どおいうことおおおおおおおお!?」 三ヶ月という時間は子れいむ達が成長するのに充分すぎたのだ。 500円玉程度の穴を通るには子れいむ達は成長しすぎていた。 「ぢゃんどだぢでね!でいぶのあがぢゃんぢゃんどだぢであげでね゛!」 「これ、加工場に働いてる兄貴から失敗作貰っただけだから加工場行かないと取り出すのは…」 「がごうじょういやあああああああああああ!!!」 子れいむ達が加工場という単語を聞いて泣き喚いた。 「ほがのぼう゛ぼうぢゃんどがんがえでよ゛おおお!!!」 子れいむ達が出られるという希望を打ち砕かれてれいむは半狂乱になって男に噛み付いた。 目は血走り、怒りに震えている。 「し、しるかよ!」 男は箱を投げ捨ててれいむを引っ剥がすと一目散に走り去った。 男にとっていくら同情したからといってこれ以上は面倒なだけだった。 「ゆぎゃあああああ!」 「いだいいいいい!!」 子れいむ達は箱を乱暴に投げ出されて壁に体を打ち付けて悲鳴を上げた。 「ま゛っでよおおおおお!ゆ゛っぐり゛だぢでえええええええ!」 れいむは男の後を追ったが遂にその男とふたたび出会うことは無かった。 「もういやあああああ!」 「ごごがらだぢでええええええ!!」 子れいむ達の悲鳴だけが箱の中から漏れ出していた。 それから月日は経って、子れいむ達が箱に入って一年がたった。 もはや親子の間で会話さえなくれいむが箱の中に餌を入れ それを黙々と子れいむ達が食べるだけという生活が続いていた。 成人間近の子れいむ達の食料を集めるためにれいむは奴隷のように働き続けた。 もはや他のゆっくりとの親交もなくただただひたすら食料を集めるだけ れいむの楽しみなど全く無くゆっくりせずに汗水たらす日々だった。 れいむはなみだも枯れ果てた目で箱を見つめる。 「ぉかあさん…」 その時、小さな小さなくぐもった声が箱の中から聞こえた。 「…!?どうしたの?ゆっくりしていってね!」 久々に聞いた子どもの声にれいむは慌てて箱をよじ登って穴を覗き込んだ。 「ぜまぃぃ…!」 「ゆ!ごべんね!いつかかならずだしてあげるからがまんしてね!」 れいむはいつも言っていた文句ながらも久々に子れいむと会話が出来て 嬉しそうに答えた。 「ちがうのぉぉお…!」 しかし子れいむの声は苦しみに満ち、切実だった。 「いぎ…でぎ…だい…」 「ぐるじぃぃ…!」 「ゆ!?どういうこと!?ゆっくりせつめいしてね!」 箱の中は限界に来ていた。 成長した子れいむ達により完全にぎゅうぎゅう詰めになり息をするのも困難なほどで 三匹は顔をつき合わせて穴に向かって口を開いていた。 もう後ろを振り返ることも出来ないだろう。 いや、横も無理か。 動かなくていいぶん発育だけは非常によかったのが仇になった。 ぶくぶくと太り成人以上のサイズになった三匹にもはやスペースは無かった。 次の日 何とかしなければと思いながらも結局何も思いつかなかったれいむは また食事を運ぶことを繰り返した。 「ぉか…さ…」 この前よりさらに苦しそうなか細い声が聞こえ、慌てて箱を覗き込む。 するとそこには赤黒い何かが広がっていた。 「ど、どおいうこと?!」 「はやくれいむのおくちにたべものいれてね!!!」 箱の中の赤黒い何かがうごめいたかと思うと子れいむの元気な声が返ってくる。 「ゆ!?ひょっとしてこれおくちなの? そんなところにいたらほかのみんながたべられないよ! ゆっくりどいてあげてね!」 「うるさいよ!むのうなおかあさんはゆっくりしてないではやくごはんよこしてね!」 「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおお!?」 子れいむの突然の暴言にれいむは驚愕した。 「こんなことになったのはおかあさんのせいなんだからおかあさんのいうことなんてきいてられないよ! おかあさんはれいむたちみんなしぬかれいむにだけでもごはんをあげるかとっととえらんでね!!」 「ゅ…」 「た…ぅぇて…お…ぁ…ん…」 子れいむの怒声と押し潰された他の二匹のか細い悲鳴が聞こえてくる。 「ゆ、ゆぅぅぅう…!」 れいむは悩んだすえに、他の二匹にないて謝りながら餌をあげることにした。 その顔には苦渋の色だけがあった。 それから三日ほど経った。 「……」 れいむは陰鬱な気持ちで箱の前へと歩いていった。 その姿はまるで死刑執行代への道を歩む死刑囚のように項垂れていた。 「おかあさん!はやくごはんちょうだいね!おなかすいてゆっくりできないよ!」 「ゆーおなかすいたああああああ!ゆっくりしてないでえええええええ!!」 しかし二匹の呼び声を聞いてその表情はぱぁ、っと明るくなった。 「ゆ!なかなおりしてくれたんだね!みんなでゆっくりごはんたべようね!」 れいむは三匹の子達が仲直りして押し潰すのをやめてくれたのだと想い喜びに震えながら穴を覗き込んだ。 「ゆ…?」 しかし穴の中からは甘い香りと真っ赤に開かれた二つの口があるだけだった。 甘い香りは一体どこから来たのかとれいむは目を皿の様にして必死に見回した。 何度か角度を変えると光の具合が変わり、その原因がわかった。 「どぼぢでええええええええ!?」 穴の前を占領していた子れいむが顎の下を食い破られて死んでいた。 「れいむたちのごはんをとるわるいれいむはやっつけたよ!」 「だからおかあさんはやくごはんちょうだいね!!!」 「ゆっぐりいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」 れいむの中に一挙に恐怖の感情が沸き起こった。 自分の家族を自分で喰らったこの子達は本当に自分の仲間なのかという疑問がわきあがる。 その疑問や恐怖を仕方なかったんだと理性が必死に押さえつけた。 感情を押し殺して、れいむの箱の前にただ餌を運ぶだけの日々がまた始まった。 「ぐぢゃいいいいいいいいいいい!」 「むじじゃんごわいいいい!おがあじゃんだずげでよおおおおおお!!」 「……」 食いちぎられた子れいむの死体は腐って、悪臭を放ち いつの間に入り込んだのか虫たちが集り始めていた。 れいむの耳にはそんな状況に身をよじって助けを求める子れいむ達の悲鳴を 聞き入れる気力さえなかった。 ただただ餌を与えるだけである。 数日後、男が巣の中をのぞいた。 一瞬、箱を渡した男が来たのかと思ったがよく顔を見ると別人だった。 ひょっとしたら箱の開け方が分かって助けに来たのかと思ったのにぬか喜びだったのかと れいむはまた死んだ魚のような目で俯き溜息をついた。 「その箱、開けに来てやったぜ」 「「「ゆ゛!?」」」 「弟に前なんとかならないかって頼まれててな 工場の道具持ち出すと色々とまずいんだが弟があんまりに憐れそうに言うんで遂に折れてきちまったよ。」 その男は箱を渡した男の兄であるようだ。 罪悪感を感じてた弟が兄に頼み込んで、重い腰をあげたというところのようだ。 「あ、あぢがどおおおおおおおおおおお!!!」 れいむは押し殺していた感情が爆発して涙を流した。 この箱に囚われた生活がやっと終わるのだ。 「やっどでれるよおおおおおおおお!」 「おねえちゃん!おかあさん!おそとにでたらいっぱいあそぼうね!!」 子れいむ達は顔を見合わせて嬉し涙を流しながら笑いあった。 れいむもその仲のいい姿をもうすぐ見れるのだと思って嬉しくて嬉しくて仕方が無かった。 今までの全てが報われたとれいむは思った。 「加工場製作のチェーンソー、切れないものはあんまり無いぜ!」 男が背負っていた巨大な機械の紐を引っ張るとその刃が回転し始める。 その刃を箱に添えると火花と不思議な金属音が鳴って、箱の上部が切り開かれた。 「ゆぎゃあああああああああ!!!」 「でいぶどりぼんがあああああああああ!!!」 その際子れいむの頭の皮が少し削れ、悲鳴を上げた。 「あ、わるいわるい」 男は悪びれなくニヤリと笑った。 「きをつけてね!」 「わかったわかった、今だしてやるから…あ」 男は顔をしかめた。 「ゆ?どうしたの?はやくだしてあげてね!」 「「だしてね!」」 「ちょっと見てろ」 そう言うと男は死んだ子れいむの体を掴み引っ張った。 ベリベリと音を立てて壁に皮を残して子れいむの死体がちぎりとられた。 「ゆげええええええええ!!!」 凄惨な我が子の姿にれいむは餡子を吐いた。 「な、なんでごどずるのおおおおお!!」 そしてすぐに抗議をした。 男は残念そうに首を横に振る。 「皮が壁に完全に癒着しちまってるよ 取り出したら今みたいに皮剥がれて死ぬね 諦めろ」 男は両手を上げてお手上げのポーズをとった。 「どおいうごどおおおおおおおおおおおおお!?」 「ぢゃんどだぢでよおおおおおおおおおおお!!」 子れいむ達が話が違うと悲鳴を上げ男に飛び掛ろうとした。 しかし今は動ける空間があるにも関わらず一歩たりとも二匹は動くことが出来なかった。 「ま、人生そううまくいかないってこったな」 男はやれやれとチェーンソーを抱えて去っていった。 「「おいでがないでえええええ!!!ゆっぐりぢでいっでよおおおおおおお!!!」」 子れいむ達の叫びに男は一度だけ振り返って残念そうに眉をしかめたがそれだけだった。 「ふ、ふひひひひひひひいひひひ…ゆっくりぃ…ゆっくりぃ…」 れいむに至っては、絶望の淵で目の前にぶらさげられた希望を打ち砕かれて遂に心に異常をきたした。 しかしその顔は幸せそうでもあった。 なにせこうやって何もせずにゆっくりしているなど一年ぶりにもなるのだから。 子れいむ達も直に何もかも諦めてゆっくりしだして家族みんなでゆっくりできるようになるだろう。 このSSに感想を付ける
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※ほとんどゆっくりを虐待していません、ご注意ください 「やられた……」 帰ってきて、荒らされた部屋を見てそう呟いた。 幸いあまり物が多い部屋ではなかったので物的な被害は少なかったが、これでは掃除が大変そうだ。 俺はもともと戸締りはしっかりするほうだ。 そのため、これまでゆっくりや泥棒の被害にあったことは無かったのだが、どうも今日はうっかり窓のカギをかけ忘れたらしい。 「まさかカギをかけ忘れたその日にゆっくりが来るなんて…」 バァーーン! 「「「まさかのときのゆっくりしていってね!」」」「だぜ!」「むきゅ!」 そう呟いた瞬間、ふざけたことを言いながらドアを開けて三匹のゆっくりが飛び込んできた。 突然の侵入者に驚きながらも、とりあえずは聞いてみることにする。 「お、お前たちが俺の家を荒らしたのか?」 だが、そのゆっくりどもは俺の言葉を完全に無視して言葉を続けた。 「れいむたちのもくてきはひとつ!」「ゆっくり!」「ごはん!」「むきゅ!」 「いや、二つじゃねぇか!」 思わず突っ込んでしまった……すぐに潰すのが一番いいのだろうが、少し興味がわいてきたので観察してみることにする。 「ゆ?」「ゆ?」「きゅ?」 見れば三匹は、体を斜めにしてよく分からないと言った表情をしている。 「いや、お前たち目的は一つって言ったろ?でも、ゆっくりとご飯だったら二つじゃないか」 俺の言葉を聞いて、比較的頭のいいぱちゅりーは合点がいったようだ。 「むきゅ!わかったわ!さっきれいむは『もくてきはひとつ!』っていったのにうっかりふたついっちゃったのね!」 「ゆ?どういういみ?」「よくわかんないんだぜ!」「だから……」 三匹は顔をつき合わせてごにょごにょ話をしている。テンポ悪いなぁこいつら…… たっぷり二分はかかって、ようやく残りの二匹も理解したようだ。 「ゆ!ゆっくりりかいしたよ!」「でもそんなことにきづくなんて、やっぱりぱちゅりーはすごいぜ!」「むきゅ!とうぜんよ!」 教えたのは俺だろうが……何自慢げな顔してやがる。 というかこいつら俺がいることを忘れてるんじゃなかろうか。 「おーい、そろそろいいか~?」 「ゆ!そういえばおじさんがいたんだったぜ!」「え~っとなんていうんだっけ?」「『れいむたちのもくてきはふたつ!』よ!」 またひそひそ話をしている。ちゃんと段取りは決めておけよ…… 「れいむたちのもくてきはふたつ!」「ゆっくり!」「ごはん!」「すっきり!」「むきゅ!」 「三つだーーー!!」 そして、さっきとほぼ同じやり取りが繰り返される。 約五分の間、俺はゆっくりのツッコミ無しのボケ倒す会話に付き合う羽目になった。 バカな子ほどかわいいとは言うが、さすがに限度があるだろ…… 部外者のロビンがマリポーサ倒しちゃって良かったんだろうかなどと考えていると、やっとゆっくりたちの話も終わったようだ。 「れいむたちのもくてきはみっつ!」「ゆっくり!」「ごはん!」「すっきり!」「ぐっすり!」 「だから四つだーー!!」 ~ 中略 ~ ザ・ニンジャって三戦三敗三死亡なのにカッコいいよなぁ……おっと、終わったか? 「えっと…れいむたちのもくてきはみ…よ、よっつ!あれ?みっつだっけ?」「よっつでいいのよ!れいむ!」「まりさはいっかいやりなおしたほうがいいとおもうんだぜ!」 どうやらゆっくりれいむは相当混乱しているようだ。確かに一度仕切りなおしたほうがいいかもしれない。 だが、それにつき合わされるこっちの身にもなって欲しいものだが…… 「そうだね!ゆっくりやりなおすよ!」「ぜ!」「きゅ!」 ゆっくり会議により一時撤退が決定されたらしい。ゆっくりにしては素早い動きでさっきのドアから出て行った。 俺もなんか疲れたし、このまま帰るんだったら見逃してやってもいい気もしてきた。 ある意味楽しめたと言えば楽しめたのかもしれないし。 そんなことを考えながらゆっくり達の出て行ったドアを見る……まだいる…… いや、もしかしたら隠れてこちらの様子を窺ってるつもりなのか?あいつらの体の構造上、覗き見ようと思ったら半分近く扉から出ているのだが。 それどころか、ぱちゅりーのやつはこちらに目配せの様なことまでしている。 もうここまで来たら最後まで付き合ってやるか……俺は空気が読めるんだ。 「あー、エヘン。……まさかこんな時に部屋を荒らされるなんて!」 バァーーン! 「「「まさかのときのゆっくりしていってね!」」」「だぜ!」「むきゅ!」 お前らは元気だなぁ、こっちは大分疲れたよ。 「れいむたちの……たくさんのもくてき!」「そうだぜ!それでいいぜ!」「さすがよれいむ!」 「ゆっくり!」「ごはん!」「すっきり!」「ぐっすり!」「そのほかのために!」 「おじさんには、ゆっくりプレイスについてゆっくりはくじょうしてもらうよ!」「ぜっぜっぜ!」「むっきゅっきゅ!」 一応凄みを利かせてるつもりであろうれいむに、悪魔的に笑うまりさとぱちゅりー。 しかし大分時間がかかったなぁ、最初にスッと行けば20分は短縮できたんじゃないか? 「………………言っている事がわからない……イカレているのか?………この状況で」 真面目に対応するのも面倒だ、適当なことを答える。 「ゆ!とぼけるつもりだね!」「おお、ごうじょうごうじょう」「それならこっちにもかんがえがあるわ!」 「まりさ!たいあたりのけいだ!」「ゆっへっへ!おそれおののくがいいぜ!」 体当たりって、まぁ体当たりだよなぁ。 こいつらにできる攻撃なんてそれくらいしかないし。 やたら自信満々だが、利くと思ってるんだろうか。 「おじさん!さいごのちゃんすだよ!ゆっくりはくじょうしてね!」 そんなことを言いながら俺の脚に体当たりを行うまりさ 「「こんふぇす!こんふぇす!」」 囃し立てるれいむとぱちゅりー、多分意味は分かってないだろう。 まりさもにやにや笑いながら体当たりを続けていたが、俺が何も反応しないので不安になってきたようだ。 「ぱ、ぱちゅりー!あんまりきいてないみたいだぜ!?」「むきゅ!ぼうしのかどをつかうのよ!」 「ゆ!わかったぜ!」 俺のほうを向き直り、頭突きの様にして帽子の角をぶつけてくる。 確かに帽子なら多少は硬いだろうから、少しは効果的かもしれん。 だが所詮ゆっくりはゆっくり、帽子だってそう硬いものでもないしな。 悪魔将軍って将軍なのに魔界の王子より偉いのはどういうわけなんだろうか……。 またもや関係の無いことを考えていると、まりさもだんだんと疲れてきた様子だった。 やがてまりさは罰の悪そうな顔をして二匹のところへ戻っていった。 「ほんとにごうじょうなおじさんね!」「なかなかやるね!」 ぼーっと突っ立ってだだけなんだがな。 「こうなったらさいごのしゅだん!すっきりのけいよ!」「「す、すっきりのけい!!?」」 見事にハモった。かなり驚いた顔をしているが、そんなに過酷な刑なんだろうか。 「そのすっきりの刑ってのはどんなのなんだ?」 とりあえず聞いてみる。 「むきゅ!いいわよ!とくべつにおしえてあげる!」 曰く、以前他のゆっくりが人間にされていたものだという。 手で振動を与え、すっきりする直前で止める。 少し時間が経って収まったらまた繰り返す。 そしてすっきりできそうでできない状況で苦しむ、と言うものらしい。 なるほど確かに実際にやられたら苦しいだろう。 実際にやられたら、な。 「さあれいむ!いくのよ!」「ゆっゆっゆ!」 再び悪魔的に笑いながら俺に近づくれいむ。 そして俺の足元に来ると、足にすりより始めた。 傍から見れば甘えているように見えるだろう。 「ゆっふっふ!さあどうだ!」 やっぱりな…… 所詮ゆっくりの脳で人間がどうすれば発情するかなんて分かるわけも無い。 となれば、同じように振動を与えれば興h「「こんふぇす!こんふぇす!」」うるせぇ!! もう真面目に考えるのも馬鹿らしい、とにかくれいむは俺の脚にすりよっている。 「ゆっふ……ぅん、ど、どう!?ゅ、ゆっくりはくじょうするきにっなった!?」 やっぱりこっちのほうが発情してやがる…… ゆっくりが他のものに振動を与えようと思えば、それに擦り寄って自分を振動させるしかない。 それはつまりゆっくりの交尾と同じ行動なわ「「こんふぇす!こんふぇす!」」だからうるせぇ!! 「ゆっ!ゆっふ!ゆっゆっゆ!!」 もはや刑とかは忘れたらしいれいむは、俺の脚にすりより続ける。 なんか粘液みたいなのも出てるし……ズボンについちまったよ。 このまますっきりさせるのも癪だし、ひょいと持ち上げる。 「ゆ!?なにするのおじさん!いますっきりするとこだったのに!!」 俺にやろうとしてたことを、自分で自分にしてやがる。 なんなの?バカなの? 「れいむ!しっかりしなさい!しぶんがすっきりしてどうするの!」「そうだぜれいむ!きをしっかりもつんだぜ!」 残りの二匹の叱咤激励。 「ゆ!ご、ごめんね!ゆっくりおちつくよ!」 れいむも多少自分を取り戻したようだ。 俺はれいむを持ったまま、ぱちゅりーに聞いてみた。 「んで、そろそろ終わりか?」 「むきゅ!?きゅ!きゅ~~~……」 困ったような顔をすると、隣のまりさとひそひそ相談を始めた。 「むきゅ、まりさ!なにかいいかんがえはない?」 「え!?ま、まりさにはむりだぜ!かんがえるのはぱちゅりーのしごとだぜ!」 「にんげんがここまでごうじょうだなんておもわなかったのよ!」 しかしこいつら声でけぇな、とにかくもう万策尽きたらしい。 腕の中のれいむも困った顔をしている。 そろそろ終わりにするか。俺は三匹に告げた。 「お前たちが取れる選択は一つだけ、加工所に連れて行かれるか、ここで俺に殺されるかだ!……あ、いや二つ! お前たちに残された選択肢は二つ、加工所行きか、俺に殺されるか、稗田家に放り込まれるか……つまり三つ! この三つから好きなものを選ぶがいい!加工所行き、俺に殺される、稗田家、友人のお兄さんにプレゼント……あー、畜生が!」 ボケ倒すゆっくりどもに付き合っていたせいで俺にも何か感染してしまったらしい。 軽く混乱する俺と、さらに混乱するゆっくり。 「ど、どうするんだぜぱちゅりー!?」 「きゅ!?もうこうなったらほうほうはひとつしかないわ!なんとかしておじさんをたおすか、ここからにげだすかよ!」 もう突っ込まんぞ。 そのまま、会議に夢中で逃げることも忘れた二匹とれいむをダンボールに放り込み、加工所へ持っていった。 何でも買い取り強化キャンペーン中とのことで、多少多めのお金をもらうことができた。 殺ゆっくりジョークの研究のために、多くのゆっくりが必要なんだそうだ。 「またお願いしますね!」という加工所職員の声を聞きながら、家の掃除のことを思い出して多少憂鬱になって帰路についた。 ~Fin~ 後書きと言い訳 まずは、こんな駄文を読んでいただきありがとうございます。 SSどころかまともに文章を書くのも久しぶりな状況で、自分の文章のひどさに死にそうになりながらも何とか仕上げました。 元はゆンティ・パイソンの空飛ぶサーカス!としていくつかの小ネタで書くつもりだったんですが、 まさかの時のゆっくり宗教裁判が予想外に長くなってしまったので、とりあえず一つにして仕上げました。 いずれ、機会がありましたら他のゆンティ・パイソンのネタを書いてまとめたいと思います。 このSSに感想を付ける
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ヒーリングっどプリキュア設定資料集 決定版 Blu-ray 映画ヒーリングっど プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!! 発売日:10月13日・8月18日 ・表紙 裏表紙は豪華な銀箔押し仕様! ・特製透明PET箔押しスリーブ付! ・本文は大ボリュームの400ページ! うち、巻末8ページは初のカラー"美術 設定・ボード"ページ! ・運送用突起付白箱入り ここを編集 2020年2月放送開始。スター☆トゥインクルプリキュアに続くシリーズ第17作。劇場版に映画 ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!が、第18作にトロピカル~ジュ!プリキュアがある。 http //www.toei-anim.co.jp/tv/precure/ シリーズディレクター 池田洋子 原作 東堂いづみ シリーズ構成 香村純子 キャラクターデザイン 山岡直子 美術デザイン 西田渚、今井美紀 色彩設計 坂入希代美 撮影監督 白鳥友和 編集 麻生芳弘 音響効果 石野貴久 録音 林奈緒美、月岡陽菜 選曲 水野さやか 記録 中島美咲 音楽 寺田志保 アニメーション制作 東映アニメーション 脚本 香村純子 高橋郁子 広田光毅 金月龍之介 伊藤睦美 田中仁 平林佐和子 金子香緒里 演出 池田洋子 村上貴之 門由利子 中村亮太 岩井隆央 角銅博之 志水淳児 川崎弘二 関暁子 高戸谷一歩 飛田剛 ひろしまひでき 三上雅人 深澤敏則 絵コンテ やしろ駿 志水淳児 大畑晃一 西田正義 土田豊 角銅博之 紅優 宮元宏彰 小川孝治 深澤敏則 志田直俊 小村敏明 作画監督 爲我井克美 下谷美保 美馬健二 仲條久美 アリス・ナリオ 青山充 赤田信人 上野ケン フランシス・カネダ 小松こずえ 森亜弥子 高野ゆかり 松浦仁美 角田茉央 稲上晃 増田誠治 濱野裕一 小川一郎 杉山さよ 藤崎真吾 ジョーイ・カランギアン 沼田広 藤原未来夫 村田憲泰 吉森直子 山岡直子 ■関連タイトル ヒーリングっどプリキュア Blu-ray vol.1 プリキュア20周年アニバーサリー プリキュアコスチュームクロニクル 増補改訂版 上北ふたご プリキュア20周年記念イラスト集 Futago Kamikita×All Precure ヒーリングっどプリキュア設定資料集 決定版 Blu-ray 映画ヒーリングっど プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!! ヒーリングっど プリキュア オフィシャルコンプリートブック Blu-ray ヒーリングっど プリキュア感謝祭 ヒーリングっど プリキュア 特別増刊号 2021年 01 月号 ヒーリングっど プリキュア 2 プリキュアコレクション 特装版 上北ふたご ヒーリングっど プリキュア1 プリキュアコレクション 特装版 OP・EDテーマ ヒーリングっど プリキュアTouch!! DVD付き ヒーリングっどプリキュア キラキラトレーディングコレクションガムつき 20個入 ヒーリングっどプリキュアふりふりシェイク 8個入 食玩・手作り菓子 ヒーリングっどプリキュア キューティーフィギュアSpecial Set 食玩・ガム ヒーリングっどプリキュア キュアタッチ変身ヒーリングステッキDX おすわりラテぬいぐるみ プリキュアスタイル キュアグレース 変身プリチューム キュアグレース ヒーリングっど プリキュア あいうえお かけたよ!ブック ヒーリングっど プリキュア プリキュアオールスターズ まるごと シールブック だいすきプリキュア! ヒーリングっど プリキュア プリキュアオールスターズ ファンブック vol.1 ヒーリングっど プリキュア へんしんシールえほん ヒーリングっど プリキュア メイクぬりええほん rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
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ゆっくりの国とゆうかの国 7KB ゆっくりの国とゆうかの国 昔々、とある国では人間とゆっくりの二種類の生物が生活していました。 「ゆっくりしていってね!」 ゆっくりは人間に比べ頭しか無かったり、手がもみあげピコピコしか使えなかったり 頭が悪すぎたりなど、大きく劣っていたので人間が支配する国の中を、何とか這い回るように生活していました。 「にんげんさんにみつからないように、しずかにあるくよ! おちびちゃんたちはしっかりついてきてね! そろーり! そろーり!!」 「そりょーり! そりょーり!!」 「しょーろ! しょーろ!!」 うるせえ!! 「ゆびゃぁぁぁぁぁぁ!?」 「れいむのおちびぢゃんがああああああああああ!!」 「おにぇーぢゃんがぁぁぁぁぁ!!」 ですがある日、大きな地震がその国を襲い、多くの家が壊れました。 「ゆああああああん! だれかまりさをだずげでね! はやぐだずげでね!? がれぎさんはさっさとまりさのうえからどいてね!! どかないとゆっくりできなくさせるよ! だれでもいいがらはやぐだずげろおおおおおお!!」 こんな災害に遭っては人間はたまったものではありません。 一人、また一人と国を離れ、国にはゆっくりだけが残されました。 「ゆう! にんげんさんがいなくなったから、ここをれいむたちのゆっくりぷれいすにするよ!」 「ゆゆーん!」 皆さんもご存知の通り、ゆっくりは口だけが達者でひ弱な生物ではありますが その性欲と繁殖力は異常ともいえるものがありました。 「まりさああああああああとっでもいいいわああああああ!! とかいはなあいをうげどっでねえええええええ!!」 「やべでえええええええええまりさすっぎりじだぐないいいいいいい!!」 「「すっきりー!!」」 こうしてゆっくりは仲間を増やし、人間が去った国に自らの国を作り上げたのです。 「ここはれいむのおうちだよ! ゆっくりしていってね!」 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ゆっきゅりちていっちぇね」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 産みすぎだボケ!! 「おちびぢゃんだちがああああああああ!?」 ゆっくりたちは人間が捨てて行った持ち物を利用しながら、楽しく暮らしました。 「ゆっ! おもしろそうなものがあるよ! これはまりさのたからものにするよ!」 「むきゅー、それはねずみとりといって、うえにのってあそぶためのおもちゃなのよ」 「ぱちゅりーはかしこいね!」 バチン! 「「「ゆびゃああああああああああ」」」 「てぃっしゅさんはふわふわでゆっくりできるね!」 「これでおうちをつくろうね!」 「「どおぢでかぜさんてっしゅさんをもっでいっぢゃうのおおおおおお!? おうぢがああああああ!!」」 そんなゆっくりの国ができて数年後、周辺の国を大変な旱魃が襲いました。 「たいようさんゆっくりしてね! ゆっくりしないとれいむおこるよ!」 「ゆっくりさせないたいようさんはしねええええええ!!」 「じめんざんがあづぐでおちびじゃんがしんじゃっだよおおおおおお!!」 幸い、ゆっくりたちの国には大きな湖があったため難を逃れましたが 近隣の国の人々が湖へ殺到しました。 中でも特に水を欲しがっていたのは、東に暮らすゆっくりであるゆうかの国の人々でした。 なぜなら、ゆうかの国の人たちは農業を生業としており、水が無ければたちまち国が滅びてしまうのです。 ゆっくりの国に水があると知ったゆうかたちは、水を求めてなだれ込みました。 「みずがないとおはなさんがしんじゃうわ…!」 「みずうみにいってちょっくらみずをもってくるべさ」 「わかるわー」 ドズン! ドン! パン! バズン! 「ゆうかとのうかりんとなんかみみついたへんなゆっくりがせめてきたよおおおおおお!!」 「だずげでえええええええ!!」 「ゆっぐりじだいいいいいいいいい!!」 あまりにも多くの、水を求めるゆうか達に蹂躙されたゆっくりの国の一夜にして瓦礫と化してしまいました。 「ゆ…ゆべ…」 「どうぢでごんなごどに…」 「おがーじゃぁぁぁぁん! どきょにゃのぉぉぉぉ!?」 「もっどゆっぐりじだがっ…」 旱魃が悪いとはいえ、こんなに国を荒らされてはゆっくりたちもたまったものではありません。 彼らは対策会議を開くことにしました。 「まりさはもっとあまあまがほしいよ!」 「れいむをゆっくりさせるのがどれいのやくめでしょ? わからないの? ばかなの?」 「んほおおおおおおおすっきりぃぃぃ!」 「ゆー! ゆー!」 「つむり死ね」 喧々諤々の会議の末、ゆうかの国に使者を立てることで決着しました。 「ゆっ! うんうんしたくなってきちゃったよ!」 「ここでうんうんしゅるよ!」 「「すーぱうんうんたーいむ! ちゅきりー!」」 「…このれいむたちでだいじょうぶかしら ふあんだわ、むきゅー」 二匹の使者はゆうかの国に着くと、国王に事情を話しました。 「こくおうのゆうかにゃんよ、わかるわー」 「ゆっ! はなしをするなられいみゅたちにあまあまちょうだいね!」 「あまあまよこしぇこのくりちゃー!」 事情を理解した国王は緊急事態だったとはいえ、自分たちがしたことを謝罪しました。 「それはさいなんだったわね、わかるわー こんごはそういうことがないようにするからわかってほしいわー」 「ぷんぷん! もうこんなことにどとしにゃいでね! わかったらあまあまよこしぇ!」 「ゆっ ゆっくりりかいしてくれたらいいよ! そしたらこんどはれいみゅたちが なにかあったときにたしゅけにいくよ!」 こうして、問題は一件落着しました。 助け合うというゆっくりの国の提案はゆうかにゃんは話半分程度に受け取っておきました。 …ところが更に数年後。 国をさすらう人間の一団がゆっくりの国を襲いました。 「ゆうかとべろちゅっちゅしたいよ!」 「ゆうかわあき来ないかな!」 「ひゃっほうゆうかにゃんゲットだぜええええ!!」 「ゆーどろ種マジ可愛い」 皆さんもご存知の通り、ゆっくりは人間の好事家の間で珍重されており 中には大金をはたいてでも彼らをペットにしたり嫁にしたがる人間もいます。 金バッジ付き躾け済みとか胴付き希少種とかショップで数十万円で売られる事もあります。 タサカ製とかも一部に人気だったりします。 ゆうかの国の人たちはそんな人間の餌食となってしまったのです。 「ヒャッハー! 虐待だあ!(性的な意味で)」 「わからにゃいわー!!」 「たすけてぇぇぇぇぇ!!」 ゆうかたちは必死で抵抗しましたが、元来胴付きでさえも身体能力で劣るゆっくり。 人間たちに次々と捕まってしまいました。 何とか人間たちの手から逃れ、農具小屋に立てこもったゆうかたちは 会議に入ると、窮地を打開する方法を探しました。 そのような中、数年前のれいむたちとの一件を思い出したゆうかにゃんがいました。 「…そういえば、そんなとりきめをしたことがあったきがするわー」 はっきり言って、あまり信用するに値しない口約束でしたが、とりあえずやってみようと ゆっくりたちの国に使者を立てることにしました。 「というわけでわたくしがいってきますわん」 「さくやわんにまかせたわ」 「てんどんは!? ねえてんどんは!? どうして!? ほうちぷれいなの!?」 「てんどんはつくられたばっかりできゃらがイマイチよくわからないわー」 「ゆがーん! でもはぁはぁ!!」 そして使者が旅立って数日後、砦にも人間たちが攻め込んできました。 ゆうかたちは必死で抵抗しましたが、何日待っても援軍は現れず状況は悪化するばかりです。 農具小屋に最後まで立て篭もっていたゆうかたちも、残らず人間に捕まってしまいました。 「わたしたちにんげんにうりとばされて、ゆうかのエロ画像くださいとかいわれてしまうのね…」 「そんなことくらいで済めばましな方だっぺよ はやくパンツを脱がした絵を描くんだ!とか いいぞもっとやれ!とかまでされてしまうっぺ」 「そもそも基本種ゲスデフォ無能でいぶなんかにきたいしたのがまちがいなのよ、わかるわー」 だが、その時です! 西の方角から何者かが現れました。 「ゆっ! ゆっくりえんぐんにきたよ!」 「まりささまにまかせればにんげんなんて ぎったぎたにやっつけてやるのぜ!」 「すっきりんぐあーつのしんずいをみせてあげるわ!」 応援に来た数万のゆっくり達の大群は人間に襲い掛かり 「ヒャッハー! 汚物は消毒だあ!!」 「「「「「「「「「「「ゆぎゃあああああああああああああああ!!」」」」」」」」」」 一瞬で蹴散らされました。 そりゃあ、捕食種のゆうかや猟銃を持ったのうかりんか混合種で胴付きの最大人気急上昇中の ゆうかにゃんに国を荒らされてしまう程度の通常種の力なんて、何万匹いようとそんなものです。 そもそもSSに書かれる時点でもうお約束みたいなものなのです。 こうして、ゆっくりたちを全滅した人間たちはゆうかやのうかりんやゆうかにゃんや その他の好きな希少種をそれぞれ持ち帰って嫁にし、ゆうかたちは可愛がられて幸せなゆん生を送りました。 「…めでたしめでたしなのだわー」 「どおじででいぶだちだけごおなるのおおおおおお!? なっどくいがないでじょおおおおお!! ばがなの!? じぬの!?」 挿絵 byくらっかーあき トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る いいいいいいいいいいいいいいいいいいーーーーーーーーーーーーーーーーーー -- 2016-07-15 19 41 12 ゆうかにゃあああああああああん♪♪♪かわいいいいいいいいー♪ -- 2016-06-03 21 02 08 ヒャッハー -- 2016-02-21 22 48 08 良い話だなー(;∀;) -- 2015-01-27 22 19 24 ゆうかにゃーーーーーーーーん!! 嫁になってくれええええええええええええ!1 -- 2015-01-18 22 28 10 おみごとー -- 2014-02-28 17 26 09 それにしてもこのナレーター、ノリノリであるw -- 2013-08-16 18 43 15 ナレーターいうよりレポーター? -- 2012-04-10 17 17 21 一番右のゆうか可愛い -- 2012-02-08 19 38 13 喧々諤々は喧々囂々と侃々諤々が混同された間違った言葉だよ -- 2012-02-08 19 09 38 ゆっくりが国をたてる時点で多数の死亡フラグだらけwww -- 2011-12-04 21 24 46 ナレーターいい仕事してるなww -- 2011-09-12 09 50 38 ナレーションだけ面白かった。 SS自体はゴミ。 -- 2011-02-14 01 56 46 うるせえ!で超吹いた -- 2010-10-08 22 03 38 ナレーターww 介入すんなw -- 2010-09-25 06 17 59 何しに来たんだよゆっくり… あとナレーターときどきキレんなwww -- 2010-09-04 19 58 45 ゆっくりの国、一瞬にして壊滅… -- 2010-08-03 02 53 09
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ルールを知らない者は社会では生きていけません。 野生のれいむは人里へ訪れた。 冬が近づくにつれてゆっくりは食料と雪や寒さを凌ぐ為の穴を準備する。 しかしこのれいむは怠け過ぎていた為に食料は尽きてしまった。 今まで住んでいた木の穴は雪が積もってしまうととても狭い空間になる為冬を越すことは不可能。 気づけば他の群れはもう冬を越す準備を終えてしまっていた。 当然、遅れた為に食料も僅かしか集めることが出来なかった。 穴も今から掘るとなると冬が来てしまう。何より面倒くさい。 だかられいむは人里に行き、ゆっくりできる場所を探しに行った。 「ゆ!このおうちはとてもゆっくりできそうだよ!!」 れいむはとある二階建て住宅を見つけた。 人間でも広々とくつろげる様な家だ。ゆっくりならとてもゆっくりできるだろう。 しかし、その前に問題が発生した。 「ゆ?ゆゅぅ~~・・・ゆー!!」 むにゅむにゅ。ぽよーん。カーン。 れいむは必死にドアを押す。体当たりする。石を投げる。 当然、鍵が掛かっていて頑丈なドアがゆっくり程度の生物に壊されるはずもない。 れいむの息が上がるまで行った攻撃はドアの前に無残にも敗れてしまった。 「と”お”し”て”あ”け”て”く”れない”のお”お”お”お”お”お”!!!??」 とうとうれいむは動けなくなった。 「どおじで・・・どおじでぇえ・・・」 すると、れいむの周りが影に包まれた。 れいむは後ろを向くと、そこには自分よりも遥かに大きい物体が立っていた。 人間だった。 「何故そんなところで寝ているんだい?れいむ?」 「ゆ・・・ゆううううう!!」 待ちに待った存在。このデカブツならこのドアを開けてくれるだろう。 れいむは自分が強いと思っていた。デカブツ相手でも勝てる力を持っていると思っていた。 「おにーさん!れいむはこのおうちにはいりたいんだよ!!でもこのどあさんがいつまでもうごかないんだよ!!ゆっくりたいじしてね!!」 「・・・はぁ。」 お兄さんは呆気に取られたが、拒む理由も無いのでドアを開けた。 それを待っていたれいむはさっさと家の中に入り、お決まりのセリフをお兄さんにたたきつけた。 「ここはれいむのゆっくりぷれいすだよ!!おにーさんはじゃまだからたべものをおいてさっさとゆっくりでていってね!!」 「・・・はぁ。」 お兄さんは出て行った。 「ぁ、じゃあ他に誰か入らないように鍵閉めとくからね?」 「にんげんにしてはきがきくね!!でもたべものをおいていかないばかなおにーさんはしんだほうがいいとおもうよ!!」 お兄さんはとても穏便な人だった。自分よりも格下の相手に何を言われても気にすることは無い。のほほんとした人である。 お兄さんはその家に鍵を掛けると、車に乗って出て行ってしまった。 「うるさいよ!ゆっくりできないからとっととしね!!」 車の音がうるさかったのだろう。もういない相手に罵言を吐く。 れいむは数時間そこでゆっくりしていたが、徐々に空腹感が体内を襲う。 「ゆぅ~・・・おなかがへったよ!!ゆっくりたべものをさがすね!!!」 れいむは家を探索し始めた。 「たへ”もの”はぁあああぁぁああぁぁぁあ!!!???どこおおおおおおおぉぉぉお!!!???」 数時間かけて食料を探すが、一向に見つからない。 それどころか、周りには何も無い。皿も棚も机も花瓶も何も無い。 やがてれいむは倒れこみ、睡魔に襲われた。仕方ない。今は午後の8時。よい子も悪い子も馬鹿なゆっくりも寝る時間である。 「ゅ・・・ぉなかへったよぅ・・・すやすや・・・」 結局、今日れいむは何も口に出来なかった。 「ゆ?」 目が覚めると日光が窓から照らし出される。昼のようだ。 まぶしい光が当たったことで、一瞬で目が覚めたようだ。 「ゆ!おなかがすいたよ!!ゆっくりたべものをさがすね!!」 これが4日に渡りループした。 5日目。ゆっくりではこのくらいが限界だった。 「ぉ・・・なかすいた・・・」 れいむは眠ることさえ困難な状態になっていた。 腹の虫が睡魔に勝ってしまったのだ。 「おそとにでな・・・きゃ・・・」 ぺちぺちと、腹を引きずってドアの前に立つ。 体当たりをする体力も無く、ドアに寄りかかることで精一杯だった。 「どあ・・・さんごめ・・ん、あやまるがらあいでえぇ・・・」 ドアが「どうぞ」とでも言って開いてくれる程この世は夢で溢れていない。 現実は厳しいものである。 やがて諦めたれいむは窓を割って出ようと考えた。 しかし、それも不可能。 この家には何も無いのである。 ゴミもほこりも一切無い。綺麗ではあるが寂しい家だ。 れいむはもう限界だった。 れいむの中は空腹感も消え、残るは睡魔だけとなった。 「もっど・・・ゆっくりがんばればよかっだ・・・すゃすゃ・・・」 れいむは静かに息絶えた。 家のドアに、一枚の張り紙があった。 『売家』 数日後 人溢れる街のマンションの呼び鈴が鳴る。 「はーい♪」 そこにはとても嬉しそうにドアを開けるお兄さんの姿があった。 お兄さんは懸賞に応募していた。 もう諦めかけていたが、呼び鈴が鳴ったことで再び希望が白く塗り返された。 「ありがとうございますぅ~♪ご苦労様でしたぁ♪ふふ♪」 「・・・えーと、すいません。そこまで喜ぶことではないと思います・・・むしろ逆というか」 「・・・え?」 配達員が紙きれを手渡す。 そこには黒ずんだゆっくりの姿を写した写真と請求書。 「あなたが売家とした家の中にゆっくりがいまして・・・ハエが集っていて駆除に苦労したそうです。よって請求書・・・」 お兄さんはプッツンした。 懸賞のショックと希望を打ち砕かれた絶望と無駄な出費。 お兄さんの髪の毛は逆立っていた。お兄さんの目は際立っていた。 「あの・・?」 「すいません、用事を思い出したんで」 お兄さんは家を出た。 目的地は不動産屋。 都会じゃゆっくりは出ない。ゆっくりは森の中。 田舎だ。田舎に戻ろう。 あの家はもう一度自分で買おう。大丈夫、金ならある。 「このゆっくり野郎・・・ヒャッハァ!!皆殺しだぁ!!」 穏便お兄さんが虐待お兄さんに変わった珍しい出来事でしたとさ。 完 ______________________________________________ あとがき ゆっくりを無垢なお兄さんに閉じ込めさせた。 生意気れいむほど性欲をそそる生き物がいるのかと問いたいほど可愛い。 可愛くてもう駄目だ、れいむに尺八してもらいた。 そんな思いを抑えつつ放置プレイを選択。いい仕事できたかなあ。 代表作(?) ゆっくり大福 ゆっくり取引2~(3は執筆中) このSSに感想を付ける
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「うー!ここからだすんだどぉーー!!さくやーー!!」 「うー!くそじじいここからだせぇぇぇ!!!」 「ええい、うるさい肉まん共が、人様の畑を滅茶苦茶にしておきながら よくそんな大きな口が叩けるなぁおい。ついでに俺はこないだ二十になったばかりだ。」 この体つきゆふらんは俺の畑でゆっくりゃを虐め、畑がそのとばっちりを食らった。 収穫間近であったその畑の様子には呆然としたが、すぐに二匹に制裁を与えることを考え、 二匹とも捕まえて家に持ち帰った。そして今どういった制裁を与えてやろうかと考えていた所だ。 「羽や四肢を引きちぎるのは…なんかつまらんな 少しひねったものは無いだろうか。」 そう考えていると、子供のころ遊んでいたおもちゃが目に入った。 パーツを組み替えて遊ぶコマのおもちゃだ。 「パーツの組み換えねぇ…よし、これでやってみよう。」 どういった制裁を与えるかを決めた俺はすぐに準備に取り掛かった。 そして、小麦粉と水、包丁を用いた制裁を始めた。 まずはゆふらんからいくとしようか、箱からゆふらんを取り出s 「じねーーー!!じねくそじじい!!!はやぐごごがらだぜぇーー!!!」 箱を開けたとたんに耳をつんざくこの大声、耳がキーンとなったが 泣き喚くゆふらんを取り出し、うるさい口を手でふさぎ 狙いを定めて… ザクン 「うー!!!!!」 「おし、上手くいった」 狙いを定めて振り下ろされた包丁は見事に頭と体が別れた。 「う゛ーー!!!い゛だい゛ーーーー!!!」 頭と体がサヨナラしたゆふらんは喚きちらしていたが まだゆっくりゃの作業もあるため、頭だけ箱に戻した。 次に、別の箱からゆっくりゃを取りd 「うーーー!!!さくやーーーー!!!だずげでーーーー!!!」 ゆふらんに劣らない大声を出し、また耳がキーンとなった。 ゆふらんと同じ要領で黙らせ、よ~く狙って… ザグン 「うーー!!?」 自分の身にいきなり襲ってきた痛みが何なのか、 理解できないゆっくりゃは白目をむいて泡を吹き気を失ってしまった。 「さて、こっからが本番だな」 俺は気絶しているゆっくりゃの頭と、先程頭とサヨウナラした ゆふらんの体を、小麦粉と水を練ったものでくっつけた。 くっつけてから、上手くいったのだろうかと考えていると ゆっくりゃが目を覚まし 「うー?おじさんだれだどぉー?ここはれみりゃおぜうさまのおやしきだどぉー♪」 目覚めて早速おうち宣言ですか、はぁ と呆れていると、ゆふらんの体を手に入れたこのゆっくりゃは 何事も無かったかのようにお得意ののうさつだんす(笑)を踊りだしたではないか!! 「れみ☆りゃ☆う~♪」 しかもいつも見る踊りよりもキレのある踊り…のような気がする!!! ゆっくりゃは普段からのろまで、飛んでものろまである。 ゆふらんは身体能力に優れ、飛ぶとゆっくりとは比べ物にならない速さである そんなゆふらんの体を手に入れたのだ、踊りにキレがあってもおかしくは無いだろう のうさつだんす(笑)を見ながらそういったことを考えていたが、 ゆっくりゃのだった体をみて、箱のゆふらんを思い出した。 箱から出したゆふらんは喚きつかれたのか寝ており、また起きて喚く前に さっさと頭とゆっくりゃのだった体をくっつけ、目を覚ますのを待った。 「…うー…!くそじじい!」 おお、起きた 「うー!!くそじじい!!しねーーー!!!」 手足をバタバタさせて喚くゆふらん、どうやら制裁は上手く与えることができたらしく 二匹の体を組み替ることができた。 「「!」」 と、ここで二匹の目が合い、ゆっくりゃは怯え、ゆふらんは笑みを浮かべ始めた。 するとゆふらんが飛び掛り、ここでいつもの虐めが始まるのかと思ったが それは違った。 「うーー!?なんでおいつけないのぉぉぉ!!?」 「うーー?なんだかはやいどぉー♪」 ゆっくりゃはスイスイ飛び回るのに対し、 ゆふらんはのろのろと低空飛行をしていた。おお、ぶざまぶざま。 「うーー!!うーー!!」 「うー♪はやいどぉー♪さすがはこーまかんのおぜうさまだどぉー♪」 昨日畑を荒らしていた時とは全く逆の光景だ、ゆふらんが泣き喚き、 ゆっくりゃが笑顔で飛び回っている。 「うーーー!!ゆっぐりじねぇぇぇ!!!!」 ぽこ 「うー?」 飛んで追いつくのをあきらめたゆふらんは、俺が鼻をかんで丸めたティッシュを 投げ、偶然にもゆっくりゃに当てた。 「うー!なにするんだどぉー!れみりゃはこーまかんのおぜうさまなんだどぉー!」 「うー!!うー!!ゆっぐりじねぇぇぇ!!」 俺の鼻水つきティッシュを投げつけられ怒ったゆっくりゃは、 昨日虐められたことを忘れたのか、ゆふらんに向かって突進した。おお、はやいはやい。 「うー!おぜうさまにひどいことをしたこと、おもいしるんだどぉー!」 ずぶにゅ 「!!?うー!!?」 普段自分がやってる突進を、己の身で知ったゆふらんはただ痛がるしかなかった (なんで?どうしてゆっくりとしかとべないの?どうしてあいつにやられるの? なんで?どうして?なんで?どうして?) 呆然としているゆふらんだが、ゆっくりゃは調子に乗り、二度目の突進をした。 「うー!はやくてきもちがいいんだどぉ~~♪」 「……うー…う!?」 またゆっくりゃが自分に向かってきているのに気づいたゆふらんは ギリギリの所で避け、俺が開けっ放しにしていた窓から飛び去ってしまった 「あ!しまった開けっ放しだったのかよ!」 ゆっくりゃだけは逃がさんと思っていたが、ゆっくりゃもゆふらんを追って 窓から飛び去ってしまった。 「う~♪まつんだどぉ~♪」 「/(^O^)\」 「うー…ゆっくり…しねぇ…」 その後、ゆふらんは森の中で上手くゆっくりゃを撒いたが それまでに何度か突進を食らっていたこともあり満身創痍となっていた。 さらに、昨日から何も食べておらず、このままだと死ぬのでは悟ったゆふらんは 食料となるゆっくりを探していた、すると運良く 「「「みゃみゃ、きょうもごむーちゃむーちゃちてゆっきゅりちようね!」」」 「「ゆっくりしようね!」」 「うん!ちびちゃんたちといっしょにむーしゃむーしゃしてゆっくりしようね!」 赤ゆ3匹子ゆ2匹親ゆ1匹のれいむ一家が巣から出てきた、これから食料を探すのだろうか。 これはチャンスと感じたゆふらんは、今の自分に出せる 精一杯の速さで赤ゆっくりを捕まえに行った。 「うー!」 「ゆ!ふらんだよ!みんなはおかあさんのうしろにかくれてね!!!」 精一杯とは言え、傷ついた、しかもまだそれほど馴染んでないゆっくりゃの体だ、 親ゆっくりが気づかないほどの速さで向かったとゆふらんは思っているだろうが、 実際その速さは、ゆっくりが普段跳ねて移動する程度の速さしか出てなく さらに「うー!」なんて声も出すものだから親ゆっくりはすぐに気づいた。 「うー!」 だが、遅いとはいえゆふらんはゆふらん、体のある相手に勝てるわけがないと 思った親ゆっくりは死を覚悟した。 ぶにゅ 「う?」 「ゆ?」 親ゆっくりが思っていたよりもゆふらんの突進は弱く、これなら勝てるのではないか と親ゆっくりは思い 「みんな!このばかなふらんをやっつけるよ!」 「「「「「ゆー!」」」」」 子供たちに一斉攻撃を指示し、ゆふらんを殺し始めた。 「うー!うー!うー!」 「そんなこうげきでれいむたちにかてるとおもったの?ばかなの?」 「「「「「おお、ぶざまぶざま」」」」」 ゆっくりゃの攻撃によってすでに満身創痍だったゆふらんが抵抗できるはずも無く、 ただただれいむ一家に叩きのめされるだけであった。 「ゆっきゅりちね!」 「ゆっくりしね!」 「ゆっきゅりちね!」 「ゆっくりしんでいってね!!!」 「ゆっきゅりちね!」 「ゆっくりしね!」 それから大分時間がたち、ゆっくり一家は肉まんのペーストを むーしゃむーしゃしながらゆっくりしていた。 「「「みゃみゃ!これとってもおいちいよ!」」」 「「すっごくゆっくりできるよ!」」 「みんなしっかりたべておおきくなってね!」 一家がゆっくりした時間を過ごしていると、一匹の赤ゆっくりが 少し離れた所でうんうんをし始めた。 「ゆー!ちゅこちちゃべちゅぎちゃったからうんうんするりょ!」 ~お食事中の方、大変失礼しました~ 「ゆー!ちゅっきりー!」 すっきりした赤ゆっくりは家族の所へ帰ろうとした、すると 「ゆ?」 いきなり何かにつかまれ、赤ゆっくりは空を飛んでいた。 「ゆ~!おちょらをとんでるみちゃい!」 そうやって赤ゆっくりが喜んでいると 「う~♪うまそうだどぉ~♪」 ゆっくりゃだ この赤ゆっくりはゆっくりゃを見たことは無いが、親から 『ちびちゃんたち!へんなぼうしをかぶったあかいゆっくりにはきをつけてね! そいつはとてもゆっくりできないゆっくりだよ!』 そう教えられていた…が、所詮小さな餡子脳、そんなことは忘れており 「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!!」 お決まりの台詞を言う。 「いただきますだどぉ~♪」 そして食われる。 「ごちそうさまだどぉ~♪」 完食。だが髪飾りは嫌いだったのか 「う~♪ぽいするどぉ~♪」 ポイ捨てした。捨てられた髪飾りは親ゆっくりに上手いこと当たり 「ゆ!?これはちびちゃんの!?」 赤ゆっくりが一匹足りないことに気づいた親ゆっくりは 叫んで赤ゆっくりを探し始めた。 「ちびちゃんどこなのぉー!?でてきてぇー!?」 その叫びがゆっくりゃの腹の中でペーストとなっている赤ゆっくりに 聞こえるわけが無く、代わりにゆっくりゃがご馳走の存在に気づいた。 ゆふらんの体を手に入れたゆっくりゃは、ゆっくりゃとは思えない速さで ご馳走に近づき、赤ゆっくりと子ゆっくりを一匹ずつ手にし、また空へ飛んでいった 「ゆゆ!?またちびちゃんがいないよ!?どうなってるの!?」 親ゆっくりはまた子供が減ったことには気づいたが、連れ去られたことには 気づいておらず、なんだか紅いものが横切ったことは覚えていた。 「いただくどぉ~♪」 そしてまた手につかんだ赤ゆっくりを食うゆっくりゃ、 それをもう一方の手につかまれ、間近で見ている子ゆっくりは 「ままー!!たすけてぇーーー!!!」 力いっぱいに叫ぶが、 「どこなのぉぉぉぉ!!!ちびちゃんでてきてぇぇぇぇ!!!」 あろうことか自分の親の叫びに自分の叫びがかき消されてしまっていた。 「ごちそうさまだどぉ~♪」 そんなことをしているうちに赤ゆっくりは腹の中に逝ってしまい、 ついに子ゆっくりも食われ始めた。 「ままぁぁぁ!!!いたいよぉぉぉぉ!!!たすけてぇぇぇ!!!」 子ゆっくりの必死の叫びも 「どおじてでてこないのぉぉぉぉぉぉ!!!」 親の叫びにかき消され、いつしか親の叫びしか聞こえなくなっていた。 「う~♪あとはおうちにもってかえるんだどぉ~♪」 おなかがいっぱいになったのか、ゆっくりゃは 残っているゆっくりを巣に持ち帰ることにした。 「ゆぅぅ…ちびちゃんたち…」 親ゆっくりはすっかり意気消沈し、残った子ゆっくりと赤ゆっくり一匹ずつと 巣へ帰ろうとしていた 「みゃみゃ、おねぇちゃんちゃちどこいっちゃの?」 「ゆぅぅ…」 子供の問いかけにも答えなくなっていた親ゆっくり、 するといきなり、体が上へ引っ張られてゆくのを感じ、 気が付くと空を飛んでいた。 「ゆうう!?!?ど、どうなってるのぉぉぉ!!?」 親ゆっくりが混乱していると、自分の上から 「まま、おそらをとんでるみたいだよ!」「みちゃいだよ!」 聞きなれた子供の声が聞こえ、上を見るとちゃんと自分の子がいた。 「ゆ!ちびちゃんたちだいじょうぶ!?」 「だいじょうぶだよまま!」「みゃみゃ!」 ホッとした親ゆっくりだが、その子達の上に大きなゆっくりがいるのに気づいた。 「ゆ?だれなの?」 そう問い、返ってきた返事は 「う~♪おいしそうだどぉ~♪」 「ゆううぅぅ!??どぼじてれみりゃがいるのぉぉぉ!!?」 ゆっくりゃがすぐ近くにいるのを知り、少しでも早く距離をとりたいと 思った親ゆっくりは暴れ始めた。 「ゆうぅぅぅ!!れみりゃはゆっくりいそいではなれてね!!!」 「うー!あばれるなどぉー!」 いきなり上へひっぱられ、空を飛んだことに、この親ゆっくりは ゆっくりゃにつかまれて自分が空を飛んでいること知らず、今はただゆっくりゃから 離れることだけを考え暴れていた、そして 「ゆ!やっとはなれたよ!これでゆっくりでき」 それが親ゆっくりの最後の言葉となった。 「ゆぅぅ!!たすけてぇぇぇ!」「たすけちぇぇぇぇ!」 親ゆっくりに鏡餅のように積まれていた子ゆっくり達も親と一緒に落ちていたが 「う~♪にがさないどぉ~♪」 ゆっくりとはいえぬ速さで子ゆっくり達に近づき、両手でそれぞれつかみ 「う~♪これでゆっくりできるどぉ~♪おうちにかえるどぉ~♪」 と、ノリノリで巣へ帰っていった。 両手にそれぞれつかまれた子ゆっくりと赤ゆっくりは 泡を吹いてとても大人しくしていた。 そして自分の巣が見えてくると、ゆっくりゃは窓に向かい勢いを増して飛んでいった。 「ああ…もったいなかったなぁ…あの二匹…」 せっかく手に入れた二匹をあっさりと逃がした農家のお兄さん(20)は 家で一人ベイブレードをしながら嘆いていた。 「まったく…なんでこんなこt」グワッシャーン「!!?」 いきなり窓が割れる音がして、その部屋へ急いでいくと、その部屋の壁には 頭が潰れて絶命したであろうゆふらんと、その両手には泡を吹いて死んでいたゆっくりれいむの 子と赤子がつかまれていた。 「なんじゃこりゃ?」 いきなり我が家に起こった出来事に呆然としていたが、 よくよく見ると、体はゆふらんなのにペーストに混じって見える帽子は ゆっくりゃの物であった。 「もしやこいつ…」 俺はあのゆっくりゃが、目が覚めていきなりおうち宣言をしたことを思い出した。 「/(^O^)\」 ~終~ このSSに感想を付ける
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ゆっくりいじめ系230 ゆっくりカーニバル虐家無 ゆっくりいじめ系351 臭い付きゆっくり!(上)虐無 ゆっくりいじめ系397 臭い付きゆっくり!(下)虐環 ゆっくりいじめ系520 ゆっくり移植 ゆっくりいじめ系609 きらーうーぱっく虐家共無 ゆっくりいじめ系780 教育!田舎ゆっくり虐無 ゆっくりいじめ系838 ゆっくりジャグリング ゆっくりれーせん系いじめ1 DXトラップ ゆっくりいじめ系980 いじめダメ絶対(ゆっくりは可) ゆっくりいじめ系984 てんことお兄さん1 ゆっくりいじめ系1018 忘却 ゆっくりいじめ系1076 てんことお兄さん2 ゆっくりいじめ系1122 恐怖のリッツパーティ ゆっくりいじめ系1338 虐待ゆっくり上_01 ゆっくりいじめ系1339 虐待ゆっくり上_02 ゆっくりいじめ系1575 虐待ゆっくり下 ゆっくりいじめ系2008 偉大な鬼異山 ゆっくりいじめ系2074 母ぱちゅりーの受難 ゆっくりいじめ系3140 マンションの火事
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『孫も一緒に』 「でいぶのあがじゃんがうばれるよおお」 (うわぁ…ゆっくりの出産シーンに出くわすとか最悪だわ) 虐待おにいちゃんは仕事からの帰宅中出産中のれいむと鉢合わせてしまった。所謂胎生型にんっしんである。 「あがじゃん…ゆっくりうば「死ねよ」ぐぎゃあああああ!!!!!!」 彼は思いっきりれいむを蹴飛ばした。産道に足のつま先が入るように蹴ったため中の赤ゆっくりは破裂しれいむの産道からは餡子が漏れ出している。 「でいぶのあがじゃんがああ…ゆっぐ…ゆっぐ…」 「赤ん坊のところに連れてってやるよ」 「ゆぎゃああああああ!!!!!」 れいむは潰された。 (どうも胎生型妊娠は嫌だなあ…特にあの産道から覗く饅頭の顔がよ……。あ…これは!) ニヤっと彼はほくそえんだ。何か閃いたようである。 次の日 彼は手ごろな大きさのまりさを捕まえて帰宅した。まりさは彼の家の地下にある虐待部屋に乱暴に放り投げられた。 「ゆ!いたいよ!らんぼうしないでね!」 「黙ってな。うるさくするとこれで死ぬまで殴るぞ」 バチン!と彼はハエ叩きでまりさを叩いた。 「いたい!いたい!やべてええええ!!」 ハエ叩きでゆっくりを叩くというのは最近新たな虐待方法として注目されている。叩いてもゆっくりは死なないがゆっくりには相当なダメージだ。 平手打ちすると手が痛くなるがこれならいくらでも叩ける。ハエ叩きを改良してゆっくり叩きが近々発売されるとか。 「ほらほらほら」 バチン!バチン!バチン! 「わがりまじだあああ!!!!だまりばずがらああああ!!!!」 「黙ってりゃ殺しはしない。当分はここで暮らしてろ。飯は食わせてやる」 「ゆっくりりかいしたよ…」 その後彼はまりさを育てた。30cm程の大きさになった。充分大人である。 「むーしゃむーしゃしあわせー」 まりさにあたえられる食事はくず野菜であったが野良の食事に比べれば充分豪華である。まりさはゆっくりしていた。 「ほれ、お前にお客さんだ」 と言って虐待おにいちゃんはありすを投げた。 「ま、ままままままりさぁあぁぁぁああぁあっ!!」 既にレイパー化していた。 「やめでぇええぇぇえっ!! いやだよぉおおぉおぉおっ!!」 「かわいいわまりさ!! ハァハァッ! いっしょにすっきりしましょ!!」 「すっきりしたくないぃいいぃいぃっ!!」 必死で逃げるまりさだったがレイパー化したありすには敵わない。早々に組み伏せられレイプされる。 「すっきりー」 「うぎゃああぁぁぁあっぁあぁぁぁあ!!!……ずっぎりぃ…」 まりさの頭からは…茎は生えてこなかった。胎生型にんっしんをしたのだ。どうやらぺにまむ交尾では胎生型、すりすり交尾では植物型にんっしん になるようである。 「ゆふふふ、まりさもっどすっきりしましょおおおおお!!!」 「もう用済みだよ。さようなら」 「ゆぎゃヴぁああ!!!!!!」 ありすは潰された。 「ゆぅ…ゆぅ…ゆぅ…」 1回レイプされただけなら死にやしない。 「おいまりさ、お前妊娠しただろ」 「ゆう…おにいいさあああん。まりさ…ばりざよごれちゃったよ…」 (キメぇ…) 「どうするよ?育てるのか?それとも今ここで流しとくか?」 「まりさ…どうしたらいいの…」 「自分で決められないなら俺が決める。育てろ」 「ゆっくり…りかいしたよ…。おにいさんがいうんだからそうしたほうがいいね…」 まりさは赤ん坊を産むことにした。胎生型にんっしんでは2週間ほどでゆっくりがうまれてくる。彼はまりさにいつも通りくず野菜を与えた。 野菜の中には胎児の成長を早める薬を入れている。八意印の薬だ。3日もすれば赤ゆっくりが生まれるとのこと。 「うん…大丈夫だ。まりさの中には1匹だけだ」 彼は"しーてぃー"を見た。まりさのおなかの中には丸い物体が1つ、大方ありす種であろう。 3日後 「うばれるよおおお!!!!ばりざのあがぢゃんがうばれるよおおお!!!!」 みちっみちっとまりさの産道が開き始めた。中から赤ありすが顔を覗かせている。 「あがぢゃん…ゆっくりしないでうばれでねえ…」 「おい、まりさ。今生んだら赤ん坊は死ぬぞ」 「ゆゆ!おにいざん…なにいっでるのおお?」 「妊娠して3日で生まれるなんておかしいだろ。大体2週間はかかるらしいぜ」 「ゆ…」 まりさは思い出した自分の妹も胎生型であった。確かに妹が生まれたときよりも早い気がする。 「いばうんだらあがぢゃんはゆっぐりできないのお?」 「多分。未熟児なんじゃねえの」 もちろん嘘。もう充分育ってる。 「おにいざあん…じゃあどうじだらいいの?」 「このまま我慢し続けられるか?」 「ぶりだよおお」 「じゃあ仕方ない。それっ」 「ゆぎゃああああ!!!!!!いだいい!!!!」 彼はまりさのおなかに金網を貼り付けた。接着剤でくっ付けたが尚心配であったため小さめの釘を打ち付けておいた。 「ぎゃああああ!!!いだいよお!!!いだい!!」 「子供のためだ。我慢しな。まりさ、お前なら我慢できる。これに耐えたら子供とずっとゆっくりできるぜ」 「がばんずる…ばりざ…がばんずるよおお」 とりあえず彼は鎮痛剤を打っておいた。いや、ただの人間用の頭痛薬であるが。それでもこれを打ったら痛みが引くよと言ったら 本当に痛みが引いたようである。まったくゆっくりというのは出鱈目な生き物である。 その後彼はいつも通りまりさにはくず野菜を与えた。そして金網から赤ありすには八意印のゆっくり成長促進剤を混ぜたジュースを流し込んだ。 さらに3日後 「ゆふう…ゆふう…ぐるじい…」 「おかあさんゆっくりしていってね!」 まりさが膨らんでいる。いや、よく見るとおなかの中の赤ありすが成体一歩手前まで成長しているのだ。 「お~い、まりさ元気かあ?」 「お…おにいざん…ゆふ…ぐるじいよ…あかぢゃん…まだうまれじゃだべなの?」 「まだ1週間も経ってないよ。だけど喜べ、赤ん坊はちゃんと成長してるぞ」 「じゃ…じゃあぼうちょっどがんばっだら…ゆふぅ…ばりざは…おちびじゃんどゆっぐりできるんだね…ゆ…」 やけに母性が強いまりさである。片親がれいむ種なのであろう。 「その通りさ。…おいありす、ゆっくりしてるか?」 「ありすはゆっくりしているよ!」 「おい、聞いたかまりさ。赤ん坊はゆっくりしているってさ」 「あがじゃん…おがあしゃんがんばるよ…」 ちなみにこの部屋には鏡の類は無い。またまりさは自分の子供の姿を見ることは出来ない。もし自分の姿かおなかが見えたならこの異常な 大きさの赤ん坊に気付いただろう…。 「それ飯だ」 「むーじゃむーじゃ…じあわぜー」 「ほれお前にも」 「ぺーろぺーろ…しあわせー」 (こいつもいい大きさだな。よし) 彼はジュースに睡眠薬を混ぜた。 「ぺーろぺーろ…なんだかねむくなってきたよ…」 ありすは寝てしまった。 (今のうちに……) さらにさらに2日後 「ゆぐぐぐ…ゆぐ…ゆふぅ…ぐ…ぐる…ぐるじいいいいい…ゆぐ…」 「ぐるじい…おがあざん…もっどおおぎぐなっでね…」 「ぶり…ゆぅ…いばないでね…」 異様な光景であった。まりさは2日前よりさらに膨らんでいた。もはや破裂寸前である。おなかのありすは…いやおなかにいるというより ありすをまりさが包んでいるといったほうがよかった。ありすも成体サイズである。そして何よりも… 「なんで…なんであじずがにんっしんじでるのおお…」 ありすは妊娠していた。産道が開き赤ゆっくりが見えている。れいむ種である。 「あじず…まだずっぎりーじでないよお」 2日前虐待おにいちゃんがありすを眠らせたのはありすに精子餡を注射するためであった。レイパーなんぞ使わなくても妊娠させることはできたのである。 しかも調子に乗って成長促進剤を多めに混ぜた精子餡である。2日で赤ゆっくりになってしまった。 (うっわ…ありえねええ) 「おじいいいざあああん…ぼう…げんがいだよお…ごのばばじゃ…ばり…ざ…じんじゃうう…」 「なんであじずが…にんじんじでるのおおおおお」 彼は軽くつんつん、とまりさを突付いてみた。 「ゆぎゃあああ…いだいよおお…」 (ああこりゃ限界だ) 「よし、じゃあ産もう。そらよっ」 彼は雑に金網を取り外した。 「あがぢゃん…はやぐ…うばれでねえええええ!!!!」 ボン!!!!! 爆発音の如き音を立ててありすが生まれた。そして 「あじずのあがぢゃん…よぐわがらないげど…うばれでねええええ!!!」 ポン!!! 続けてれいむが生まれた。 「ゆ…ゆっきゅりしていっちぇね!」 「ゆっくりしていってね!!」 れいむが振り向きありすに挨拶をした。 「ありすのあかじゃん…とってもとかいはよ!!」 (一体いつ都会派なんて言葉覚えたんだよ…) 「ば…ばりざの…あかぢゃん…」 「ありすのおかあさん!ゆ!ゆっくりしていってね!!」 何かを思い出したかのようにありすは振り向きまりさに挨拶をした。 「ゆ…ぐ…り…じでいっで…ね」 「ゆゆゆゆ??おきゃあしゃんがふたりもいりゅよ」 れいむは不思議がっている。 「おきゃあしゃんとおおきなおきゃあしゃん?りぇいみゅのおきゃあしゃんはどっちにゃの?」 「「ゆゆゆ?」」 (孫とか言っても理解できるのかな…めんどくさいからやめとこう) 「まあ細かいことは気にするな。それより飯やるよ」 彼は3匹にくず野菜を与えた。ありすとれいむ親子は嬉しそうに食べ満腹になると寝てしまった。だがまりさは産道が閉じきらずぽっかりと まだ開いている。 「おにいさん…いつになったらまりさのおなかはもとにもどるの?」 ぽっかりと開いた穴…赤ゆっくりなら納まっちゃいそうだ……赤ゆっくり………ならね。 「明日になれば戻るさ。そんなことより寝ろ。起きたら元通りさ」 「ゆぅ…ゆっくりわかったよ。ゆっくりねるね」 こうして3匹は眠りに付いた。 (まだ終わりじゃないんだよなあ) 彼は台所に行き準備を始めた。数分後彼は部屋に戻ってきた。まりさの産道は…依然開いたままである。 「おい、れいむ、れいむ」 「ゆ…にゃに?おにいしゃん?」 「これ、わかるか?」 「ゆ!りぇいみゅちってるよ!!!しょれあめしゃんでしょ」 「そうだ。お前には特別にこれをやろう」 「ぺーりょぺーりょ…ちちちちあわしぇー!!」 「まだあるぞ。そらっ」 彼は飴玉をまりさの産道の中に入れた。 「ゆ!あめしゃん、れいみゅにたべりゃれてにぇ。」 れいむはまりさの産道の中に潜ってしまった。 (今のうち!) 彼は餃子の皮をまりさの産道に貼りつけ溶いた小麦粉で蓋をしてしまった。あとはオレンジジュースを塗れば…はい産道が塞がりましたよ。 「ゆゆ!まっきゅりゃになっちゃったよ!!きょわいよー!!!!」 「おい!大変だ!!ありす起きろ!!!」 「ゆぅ…いきなりおこすなんてとかいh」 「お前の赤ん坊がまりさのおなかの中に入っちゃったぞ!!」 「ゆゆ!!!」 まりさのおなかの中からはれいむの声が微かに聞こえる。 「くりゃいよー!!きょわいよー!!おきゃあしゃんたしゅけてー!!!」 「ありすのおちびちゃん!!!!へんじしてー!!!!」 「ゆ!おなかがへんだよ!なにかがうごいてきもちわるいよ!!」 まりさが起きた。 「ゆ!まりさのおなかが元通りだよ!!」 「おがあざん!!ゆっくりしないでおなかをあけてね!!」 「まりさのおちびちゃんなにいって…」 「お前の腹の中にれいむが入ってるんだよ」 「ゆゆ!」 ありすとまりさはパニックである。すると 「ゆゆ!にゃんだきゃせみゃくなっちぇきたよ!!!」 どうやら本当にまりさの産道が塞がってきたようである。 「きゅりゅしいよー!!!!おきゃあしゃん!!!!たしゅけちぇー!!!!!」 「ゆああああああああ!!!!!!!おにいいざん!!!!たずげであげでー!!!!」 「これは切らないとな。ちょっと待ってろ。準備する」 そう言うと彼は部屋を出て行った…ふりをして物陰から様子を窺った。 「あじずのおぢびぢゃん!!!!へんじをじでー!!!!」 「ゆ…ゆ…まりさは…まりさはどうしたらいいの…」 「おがあぢゃん!!!!ゆっくりしないでおなかをあけてね!!!」 「どうずればいいのおおおおおお!!!」 まりさは腹に力を入れてるようだが勿論産道は開かない。 「へんじじでよおおおおお!!!!!」 どうやられいむが静かになったらしい。彼はここが頃合かと2匹の前に戻って行った。 「じゃあ切るよ」 乱暴にまりさの産道辺りを切り手を突っ込んだ。 「ぐ!!!いだい!!!!ぐるじい!!!!」 そして出てきたのは所々溶けたリボン付き饅頭であった。 「あじずのとがいはなあがぢゃんがあああああああ!!!」 「こりゃ死んでるよ」 「ゆっぐりじでね!!!!!ゆっぐりじでね!!!!!」 「ごべんねええええ!!!!!ごべんんねええ!!!!!!ばりざのおぢびじゃん!!!!!」 するとありすがまりさを睨んだ。 「ごのゆっぐりごろじ!!!!おばえなんがおやじゃない!!!!ゆっくりじないでじね!じね!」 「どぼじでぞんなごどいうのおおおおお」 ありすはまりさに体当たりを始めた。 「じね!じね!じね!」 「いだいよお!!!ぶべっ!!ばりざ…ばりざはなんにぼじでないよおおおお!!!」 「うるざい!!おばえがあがぢゃんをだべじゃっだがらごんなごどにいい!!!」 「ばりざ…だべでなんがいないよおおおお!!」 ありすよりまりさのほうが大きかったが体力が回復しきっておらずありすになすがままだ。 「ぶべっ!!!ゆぎゃあ!!いだいいい!!!」 「おぢびぢゃんのがだき!!しね!!!じねえ!!!!」 「うぎゃあ!!!ゆべえ!!!ぼっどゆっぐりじだがっだあ…」 まりさはただの饅頭となった。 「ゆ…ゆ…あじずのあがじゃん…おぞらでゆっぐりじでねえ…」 「なあありす、お前子供ほしくないか?」 どうやら彼はまた何かを思いついたようである。 「あがじゃん!!!!ほしい!!ありすはとかいはなあかちゃんがほしい!!」 「れいむ種でどうだ?」 「とかいはなれいむはとってもゆっくりできるのよ!!」 「じゃあ決まりだ。まあまずは寝てろ。明日にも用意する」 「ゆっくりりかいしたよ!!!!」 (今度はどうしてやろうか…このサイズだったら流石に無理かな) ありすはというと嬉しそうな寝言をたてながら眠り始めた。 「ありすのあかちゃあんん。ゆふふふ…」 つづく by 虐待おにいちゃん
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(編注:@wikiモードでは容量制限に引っかかったため分割) ゆっくりの靴 幻想郷には冬がある。 冬は厳しい季節だ。食べものはほとんどとれなくなるし、道はふさがれ村から村への移動も困難になる。そして何より寒い。 だが、逆境があるからこそ生物は進化し、人間は新たな知恵を生み出していく・・・。 では、近年幻想郷に発生した「ゆっくり」と言われる生物はどうか? ゆっくりは脆弱な生物だがその繁殖力は高く、その繁殖力を生かして冬を種族としては乗りきっているようだ。 だが、個々では頭があまり良くないため冬ごもりまでに餌を十分に集めることをせずに凍死する個体も多くいる。 さて、ゆっくりにとって安全に冬を越す条件とはなんだろうか? 1.まず第一に餌が十分に確保できていること。これはゆっくりが群れで狩りという名の採集をすればなんとかなるかもしれないが、群れの個体が多すぎた場合は絶望的だ。 2.次に寒さを防ぐことの出来るねぐらを手に入れること。だがこれはゆっくり以外の動物も同様なので既に空いている洞穴や穴倉を探すのは非常に難しく、ある程度の長い期間を使って自分で作るしかない。 この二つが絶対条件なのである。 今は既に秋口を通り越し落ち葉の数もめっきり減ってきた。冬はもうそこまで来ている。 しかし、今群れには何も考えずに繁殖してしまった結果赤ゆっくりや子ゆっくりが大量に居る上にリーダーのぱちゅりーの言うことを聞かずに餌も十分に集める事もしなかったため 冬を越す為の貯蓄はまさに絶望的だった。 たとえ赤ゆっくりが居なかったとしても、冬を越すことは出来ないだろう。 そして巣穴だが、これも明らかに不足している。 秋にすっきりーしてしまったため、今ある巣穴では既に全員が入りきることが出来ないのだ。今から増築?増穴?しても間に合わないだろう。 既にこの群れの未来は八方塞がりに見えた。 そう、もう正攻法に頼るわけにはいかないのだ。 そしてリーダーぱちゅりー他、ゆっくりにしては頭の回るゆっくり達・・・その数10匹がこの群れを捨てて人間の里に行くことを決意した。 「むきゅっ、みんな聞いてね。このままじゃ冬を越せなくなってみんな死んじゃうよ。だからぱちゅりー達は人間の里に行って人間さんのお家で働かせて貰うよ!」 「ゆゆっ?!人間さんは危ないよっゆっくり出来ないよっ!ぱちゅりーはバカなのっ?」 「ゆゆー!なんで働かなくちゃいけないの?それじゃあゆっくりできないよ!ぱちゅりーはバカだねっ!」 「「ゆゆ~ゆっきゅりできないぱちゅりーはゆっきゅりいらないよっ!ゆっきゅりごはんをおいてでていっちぇねっ!」」 「わからないよー・・・人間の里はゆっくりできないんだよー・・・・・わからないよー」 やはりこれだ。 自分たちがどれほど危機的状況にいるのか全く分かっていない・・・ 確かに人間の里にゆっくりが行くのは危険を極める状況になるだろう。だが、今ここで動かなくては全滅は必至。 ぱちゅりー達ゆっくりの群れにはもう選択できる余地など他になかったのだ。 ならば起死回生の策を取るしかない。それがぱちゅりーが出した苦渋の決断だった。 そしてぱちゅりー率いる10匹のゆっくりは群れの仲間達に追い出される感じで群れをあとにしたのだった。 人間の里。 ぱちゅりーの仲間達は、ぱちゅりー他れいむが2匹、まりさが3匹、ちぇんが2匹、ありすとみょんが1匹ずつの小さな集団で人間の里の入り口まで来ていた。 さて、ここからが問題である。 人間には自分たちを愛護してくれる人、特に関心はないけど悪さをしなければ攻撃してこない人、そして・・・無条件で地獄より苦しい事をして虐待してくる人たちがいる。 ちなみに加工場の職員は虐待の人に分類されている、ゆっくり達にとってはだが。 ぱちゅりー達はこの里の中で、愛護してくれる人か関心はないけど攻撃してこない人達と交渉してなんとか冬の間だけでも住むところと、持参してきた食料で足りない分を 与えてくれる人を探さなくてはならない。 そしてまず考えたのはゆっくりを飼っている人のお家でお手伝いをしながら冬の間の住まいを貸してもらう事だ。 運良く飼いゆっくりのバッジを着けたまりさとありすが居たのでぱちゅりーは代表してそのゆっくり達に飼い主に会わせて貰いたいとお願いに行ったのだ・・・・ が、飼いゆっくりも全てが性格の良いゆっくりというわけではない。 「ゆゆっ!薄汚いゆっくりね!全然都会派じゃないわっ、こんな汚いゆっくりをお家に連れて行ったらお姉さんに迷惑だわ!」 「ゆゆ~、野良ゆっくりの分際でお兄さんとお話したいだなんてとんでもないぶれーものなんだぜっ!さっさと山に帰って不味い葉っぱに虫さんでも食べればいいんだぜ!まりさ達は美味しいご飯で ゆっくりするんだぜっ!」 そう言ってそれぞれお家に帰っていった。 「むきゅぅ~、同じゆっくりなのに酷いんだわ・・・・」 「本当だよっ!ぷんぷんっ!」 「許せないんだぜっ!美味しいご飯を食べて自分だけゆっくりできるからあんな酷いこと言うんだぜ!」 「そうよ、ぱちゅりーは悪くないわ。気にしちゃだめよ?」 「わかるよー、ぱちゅりーはとっても頭の良いゆっくりだよー」 「ありがとうみんな、ここでくじけちゃったら冬は越せないわ!みんなで手分けしてがんばりましょ!」 そうしてゆっくり達は2匹一組になって自分たちを冬の間だけ置いてくれる人を探して回った。 そして、幸運なことにぱちゅりーとありすの組はなんとか冬の間だけ床下を貸してくれる家を見つけることが出来た。 条件は床下に居る蟻や虫を冬の間に全部駆除・・・食べてしまう事。 やはり村の家は木で出来ているため、害虫は発生しやすいし虫に家を喰われてしまうと家がすぐに壊れてしまうため家を守るための害虫駆除は必要であった。 こうしてこの組は冬の間の住処と食料を手に入れることが出来たのである。 次に、ちぇんとれいむの組だが猫好きなお兄さんが飼ってくれることになった。 この組はかなり幸運だろう。 暖かい寝床と美味しいご飯が与えられる飼いゆっくりになれたのだから。 みょんとまりさは残念なことに虐待お兄さんに捕まってしまった。 ただ、この虐待お兄さんの変わっているところはただ叩いたり蹴ったりして虐待を楽しむタイプではなく どちらかというと研究者としてゆっくりを観察するお兄さんだったのだ。 そのお兄さんが前に使っていたれいむとまりさの番の子供が沢山いたのだが その子供の世話をする代わりに、まぁ寝床と死なない程度のご飯は与えられることになった。 春になったら開放されるとは限らないしいつ処分されるかもわからないが、お兄さんの研究がどんなものなのかは賢いとは言えゆっくりには理解できないので仕方がない。 さて、残ったのはれいむとまりさの組とちぇんとまりさの組だ。 れいむとまりさは草履職人の家にやっかいになることになった。 草履職人は一人暮らしで近年親元を離れて生活するようになった若いお兄さんだった。 このお兄さんは初めての一人暮らしで少々の寂しさを感じていたので、冬の間だけ・・・と言うのならばとゆっくりを飼ってみることにしたのだ。 餌はお兄さんが草履を作るときに必ずに余ってしまう長さの藁である。 まぁ当然これだけでは少ないので料理のたびに出る残飯等も食事として与えられる事になった。 あとは、職業柄で床がすぐに藁の粉で汚れてしまうのでそれを舐め取るのが仕事として与えられた。 最後のちぇんまりさ組はとうとう住むところが見つけられずに途方に暮れていた所で偶然れいむまりさ組のお兄さんに拾われた。 今回はこのれいむにまりさ×2とちぇんの家での話しになる。 青年は困っていた。 確かにこのゆっくり達はゆっくりにしてはとても賢かったため、生活のじゃまをされたり家を壊されたりしなかったのでゆっくり被害的には問題なかった。 だが、お兄さんは駆け出しの草履職人なのであまり収入がなかったのだ。 細々と生活する分には何とか生きていけただろうが、流石に4匹分のゆっくりを十分に養って行くことはできなかったのである。 「ゆぅぅ、お兄さん顔色が悪いよ・・・ゆっくりしてねっ」 「わかるよー、ちぇん達のせいでお兄さんが困ってるんだねー、とっても申し訳ないよー」 「でもまりさはお腹ぺこぺこなんだぜ!お兄さんご飯を用意して欲しいんだぜ!」 「そうだぜ!まりさたちはお仕事してるんだからお兄さんはご飯を用意してね!」 見て分かるように、ゆっくり出来るようになりそれぞれが地の性格を出してきていた。 れいむにちぇんは元々優しい性格で飼いゆっくりには向いていると言えた。 ちなみに市場では賢いありすや性格が良く飼いやすいれいむを押しのけちぇんが一番人気のゆっくりだった。 ちぇんはそれ程賢くはないが、賢さとは別に人の気持ちを酌むことが出来る性格なのと見た目にも可愛いしっぽが生えていているのがその理由だ。 だが、まりさは最初は従順に見えていても慣れてくるとすぐに贅沢になりどんどん強欲になるのである。 今もれいむやちぇんは懸命にお兄さんに与えられた仕事である床舐めをして床掃除をしているが、まりさ2匹は時々落ちてくる枯れ草の切れ端を狙って食べるだけである。 しかも食事時にお兄さんが与える餌を我先にと食べれいむやちぇんの分も多めに食べてしまうのである。 足りると言うことをを知っているちぇんとれいむは不満はありながらも、同じ群れから出てきた仲間で自分たちより元々は年下だったまりさのために我慢をしていたのだ。 それとは裏腹にまりさ達の傲慢さは止まることを知らない。 ついにはお兄さんの仕事道具である藁にまで手を出してしまったのだ。 「むーしゃ、むーしゃ、ふまんぞくー」 「むっしゃむっしゃ!まりさにはこんな枯れ草ふさわしくないんだぜ!お野菜を食べさせるんだぜ!」 「ゆゆっ!!だめだよっ!それはお兄さんの大切な仕事の道具だよっ!!それがなくなったらお兄さんが仕事できなくなっちゃうよっ!ゆっくり食べるのを止めてねっ!」 「わかるよー!そんな事をしたらお兄さんがゆっくりできなくなるんだよー!ゆっくりわかったら食べるのを止めてねー!!」 「むーしゃ、むーしゃ・・・れいむ達はバカなんだぜ!まりさたちはお兄さんに言われている仕事をしてるんだからご飯を食べるのはとーぜんのけんりなんだぜ!」 「ゆへへへへっ!バカなれいむとちぇんはそこで餓えてればいいんだぜっ!」 もう何を言ってもまりさたちは聞く耳を持たない。 このままではお兄さんに迷惑がかかってしまう・・・。 そしてれいむとちぇんは覚悟を決めてまりさたちに体当たりをした。 「ゆゆっ!!まりさはすぐに藁さんから離れてねっ!そして食べるのを止めてね!」 「ゆべっ!」 「わかるよー!まりさ達は悪い子だからゆっくりお仕置きするんだよー」 「ゆべしっ!」 まりさ達は体当たりをくらって壁にむかって転がっていった・・・。 れいむ達はこれでまりさ達も分かってくれるだろうと思っていた。しかし・・・・・ 「ゆっ!痛いけど大したことないんだぜ!」 「そうだぜ!もうまりさはちぇんよりも強いんだぜ!!」 そう、今までまりさ達はれいむ達のご飯を奪いながら多く食べていたため既に昔はお姉さんだったれいむ達より強くなっていたのだ。 そしてまりさ達の反撃が始まる。 まりさAは飛び上がりれいむを踏みつぶした。 「ゆぎゃぁっっ!」 「ゆへへ・・・あの強かったれいむお姉ちゃんも今は哀れなもんなんだぜっ・・!!」 そう言いながらまりさはれいむをさらに踏みつける。 どんっどんっどんっ! 「ゆぎゃ!ぎゃっ!ゆっ・・・」 れいむはみるみるうちに形を変え潰されていく。 その悲鳴も最初は大きかったが踏みつけられるたびに小さく弱くなっていく。 「わ、わがらないよーー!このままじゃれいぶがじんじゃうよっ!もう止めてあげてねー!?」 目の前で潰されていくれいむを見て気が動転しているちぇんはれいむを助けてくれるように懇願する。 その隙を突いたまりさBがちぇんの後ろに回ってそのしっぽに噛みついた。 がぶりっ! 「にゃっ!!い、いだいよーーー!!わがらないよーーーーー!!!!」 突然尻尾に走った激痛にちぇんは飛び上がる。しかし、尻尾に噛みついているまりさは動じることなくそのままちぇんを引き摺り回す。 「ゆっゆっゆっ!おひほよひのひぇんはばがなんだぜーーー!」 「いたいよーーー!はなしてねー!!い、いだいよーー!!」 引き摺り回してちぇんが弱って来ていたので今度はまりさBも大きく飛び上がりちぇんを踏みつぶした。 普段のちぇんならゆっくりとしてはかなり素早いので踏みつぶすことが出来なかったはずだが、引き摺り回されて弱っていたので逃げることも出来ずに踏みつぶされた。 「みぎゃっ!!ゆ、ゆっぐりどげでねぇ・・・っ、ぐ、ぐるじいよぉ。わがらないよぉ・・・」 「弱いちぇんだぜ!まりさに狩りを教えてくれたちぇんお姉ちゃんももう情けない弱虫なんだぜっ!」 昔は自分より強くて色々な狩りを教えてくれたちぇんを圧倒できるのがうれしいのかまりさの攻撃は過激になっていく。 どすんっどすんっどすんっ! 「ゆぎゃっ!ぶっ・・・!ゆげぇ・・・・・」 小柄なちぇんはついに耐えきれずに餡子を吐きだしてしまった。 そうしてしばらくれいむとちぇんをいたぶっていたまりさたちは飽きてきたのか。そのまま体当たりで二匹を床から土間に突き落とした。 どんっ・・ごろごろごろ・・・・・べちゃっ! 「「ゆげっ!」」 形が変わるまで踏みつけられたれいむに、既に餡子まで吐いてしまっているちぇんは虫の息。 あろう事かまりさたちはその二匹に土間の上からしーしーをふっかける。 「ゆっへっへっへ・・・!おぉあわれあわれ」 「強いまりさ様のしーしーをかけていただけるなんて幸せなゆっくりなんだぜーー!!ゆはーゆはーゆははっ!」 「ざこのれいむ達は冷たい土間でゆっくり反省するんだぜっ!!」 既に雪の積もっている外と直接つながっている地面の土間はとても冷たく寒く、このまま弱った体では死んでしまうかも知れない。 とくに餡子を吐き出してしまっているちぇんは危ない状況かもしれない。 踏みつけられたとは言え、外傷がないれいむは何とか冷たい地面を這いながらお兄さんの作った草履を二つ敷いてその上にちぇんをのせてあげた。 「ゆぅ・・・ゆぅ・・・ちぇん我慢してね・・っ、今お草履のうえに乗せてあげるからね・・・・・っ」 「・・・・・ゆぅ・・・ごめんねだよー・・・・れいむも辛いのにごめんね・・だよー・・・・・」 「ゆぅしょ・・ゆぅしょ・・・」 踏みつけられ変形してしまっているれいむは何とかもう全く動きを見せなくなってしまったちぇんを草履の上に乗ようと少しずつちぇんを押していく。 その様子を上からまりさたちはニヤニヤと見てヤジをとばす。 「ゆへへ・・・れいむ頑張るんだぜぇ?早くしないとちぇんが大変なんだぜぇ!」 「おぉくさいくさい。くさいれいむとちぇんは仲良く土間がお似合いなんだぜ!」 なんとかゆっくりながらちぇんは草履の上に乗り、地面からの冷気を少しだけ和らげられたのか弱々しくもその呼吸音が聞こえてくるようになった。 しかしれいむはそこで力尽きたのかちぇんに寄り添いながらもそのまま気を失ってしまった。 動かなくなったれいむ達を見るのもつまらなくなったのか、まりさ達はまた藁を食べに戻ってしまった。 お兄さんが作った草履を売りに行って戻ってきたのはこの事件があった2時間後だった。 お兄さんが玄関をあけたときにまず見えたのは、土間の草履置き場で弱々しい呼吸をしながら眠っているちぇんと、その傍らで永遠にゆっくりすることになってしまったれいむだった。 何があったのか? 突然の事態で驚いたお兄さんだったが、地面に直接座っていては寒いだろうと思い2匹を抱き上げる。 そのとき初めてお兄さんはれいむが既に冷たくなってしまっていた事と、草履が餡子でちぇんにくっついて一緒に持ち上がって来たことに気付いた。 お兄さんはそのままちぇんを自室の寝間に連れて行き座布団の上に乗せて火鉢の近くに座らせてやった。 残念だがれいむはもう事切れていたので台所に持って行き食料貯蔵庫に入れておいた。 これもゆっくりとの約束だったのだ。 もし自分たちがここで永遠にゆっくりすることになったらお兄さんが食べても良いと。 そして先ほどから見ないまりさがどこか別の場所で死んでしまっているのでは無いのかと思い二匹を探すことにした。 結論から言うと二匹はすぐに見つかった。 お兄さんの仕事部屋で。 だが仕事部屋にあった草履用の藁が食い散らかされ、まりさ達は図々しくも残りの藁に埋もれて幸せそうに寝ていた。 「ゆ~ゆ~、もう食べられないんだぜー」 テンプレートな寝言を言いながら・・・。 この時点でお兄さんは大旨の状況は理解できていた。 流石に日頃からの様子を見ていればまりさ達がずるをしてれいむたちを困らせていたことは知っていたからだ。 だが、特に愛護しているわけでもなく教育熱心でもなかったお兄さんは、まぁ別に放置していても問題ないと思っていた。 しかしどうだ?この状況は。冬用の藁靴を作るのには大量の藁が必要なのに、このゆっくり共はそれをあろう事か食べてしまったのだ。 正直これでは今年の冬を越せるのかどうか大きな問題になってしまった。 とりあえず、今すぐに叩き潰したいところだがお兄さんは我慢してまりさ達をそっと透明な箱に詰め込んだ。 さて、問題は山積みである。 まりさ達の処分は当然として、このままだとこれから作る藁靴は予定の半分程度しか作れなくなってしまう。 それだと、さすがにお兄さんもこの冬を越すことが出来なくなってしまうのだ。 この危機をどうやって乗り切ろう・・・・? そもそもこのゆっくりが来たせいでこんな目に・・・。 いや、そもそも寂しさを紛らわせるために飼い始めたペットのようなものだ、そのペットが悪さをしたからといって・・・ こうしてお兄さんの思考は堂々巡りに入っていた、その時やっとちぇんが意識を取り戻し始めた。 「ゆ・・・・ゆぅ、お、お兄さんだよ・・・」 「ん?おぉちぇん大丈夫か?お前ずいぶん弱っていたんだぞ」 意識はしっかりしてきたのか、体は動かせないまでも耳がぴくぴくと動く。 「ゆぅ~・・・お兄さんれいむは?れいむはどこにいるの?わからないよ~・・・」 座布団に乗っているのが自分だけでどこを見てもれいむが居ないのが気になるのか弱々しい動きであたりを見る。 しかし、やはりどこにも見あたらない・・・・。ちぇんの脳裏に嫌な予感がよぎる。 「・・・あのな、ちぇん。れいむなんだが・・・・お前達流に言えば永遠にゆっくりすることになっていたぞ」 「ゆーー!!?わ、わがらないよーー!わがらないよぉーー!!でいぶーーー!!」 同郷の仲間を失ったのが悲しいのだろう、ちぇんは泣き叫びながられいむの名を呼び続けた・・・。 しばらくしてある程度落ち着いてきたちぇんに事情を聞いてみた。 そうしてやっとこの事件の概略が分かった。 要するにやはりまりさ二匹が大切な商売道具を食い散らかし、そしてそれを注意したれいむとちぇんに攻撃を加えてそのうちれいむを殺してしまったと言うことだった。 「ごめんなさいだよー。ちぇんはお兄さんの大事なものを守れなかったよー」 そう言ってちぇんは謝りながらもこれから追い出されるかもしれない、もしかしたらここで潰されてしまうかも知れないという恐怖で耳を伏せてぶるぶる震えていた。 とりあえず、まりさ達は別としてお兄さんとしてはちぇんを潰すつもりはなかった。 ゆっくりにしては珍しい忠義者であったし、なにより別にお兄さんは虐待鬼意山ではないのだから。 そして気になっていた事を聞いてみることにした。 「なぁちぇん、お前が潰れて気を失っていた時に草履を敷いていたけどありゃなんでだ?」 「ゆぅ・・・あれはちぇんが餡子を吐いて弱っていたかられいむが地面から体が冷えないように乗せてくれたんだよー・・・でも、れいむは・・・わがらないよぉ・・・」 「そうか、つまりれいむは最後の力を振り絞ってお前を草履の上に・・・・」 そう、れいむは地面の冷たさからちぇんを守るために草履の上にちぇんを乗せてやったと言うのだ。 ここでお兄さんはある考えが閃いた。 『履き物には足を地面の冷たさから守る効果が必要』なのだと言うことを。 当然と言えば当然のことだが、冷気から体を守るというのは死にかけのちぇんが助かってそこそこの負傷だったれいむが死んでしまうと言うまでの明暗を分ける結果になったのだ。 もしかしたら・・・と思ったお兄さんは早速試してみることにした。 「おいちぇん、お前ちょっとお兄さんの指を咥えてみてくれ」 「にゃっ?わからないよー?ちぇんはお兄さんは食べられないよー?」 「まぁ良いから咥えてみろって」 お兄さんはちぇんの口に指をつっこんでみた。 「・・・はむっ」 ちぇんの舌は猫独特のざらざら感があり、そして・・・・・・温かいのだ! そう、生きているゆっくりの中身は温かいのだ。 お兄さんの頭には既にある商品の設計図が完成していた。 後はあの二匹でそれを実行すれば良いだけだ。 「よし、わかったぞ。お前はとりあえずこれでも喰ってゆっくりしてろ」 そう言ってお兄さんはれいむだったモノを半分に切ってちぇんに渡す。 「にゃっにゃぎゃーーー!わがらないよっ!ちぇんはれいむを食べたり出来ないよっ!」 まぁ同族食いには抵抗があるのだろう。別に食べなくても良かったが、とりあえずこのちぇんは大分弱っているので出来るだけ栄養のあるモノを食べさせたかったのだ。 「いや、良く聞けよちぇん。れいむはお前を助けるために死んだんだ。だからお前がそのれいむを食べてれいむの生きた証になるんだ」 「ゆぅ~わ、わがっだよー。わがらないげど、ぢぇんでいぶを食べてゆっぐりずるよぉ~」 そう言って涙ながらにちぇんはれいむを食べはじめた。 ゆっくりいじめ系1813 ゆっくりの靴 後編?に続く